サイクルモード大阪へふらっと行ってきた

雑記

CYCLE MODE RIDE OSAKA 2025

午後から少し時間ができたのでサイクルモード大阪へ行ってきた。

河川敷を走れば3月になった途端で温いこと温いこと。薄手の長グローブですら暑くなってしまい素手、ついでにウインドブレイカーも脱いで久々の軽装サイクリングで風を浴びながら万博公園までひとっ走り。


専用の自転車置き場に駐輪。

集った好事家の愛車で埋め尽くされている。ぶっちゃけ会場よりもここで一台一台眺めてる方が面白いよな。

会場は想像以上に広く、ありとあらゆるブランドのノボリが所狭しと並んでいる。

ほぼ全てのブースを巡ったと思うが、個人的に気になったところだけつらつらと。

東京サンエス


なにはともあれまずはサンエスで無料配布のカタログを確保。

そして是非実物を拝みたかったのがオリジナルフレーム JFF シリーズのアルミツーリング車 #901


実はD-309を買うときに最後まで悩んだモデル。

リアセンターが詰まってて全体のホイールベースが短め。BB下がりも71mmと最近のグラベルフレームの中ではまずまずの高さでタイヤクリアランスもそこそこあるので650B運用で小回りの聞くグラベル兼山サイ車として、正直今でもかなり惹かれている。


試乗車はMサイズ。リーチ長が短めで身長178cmの自分の場合ちょい窮屈さを感じたので、TL555mmのLサイズと悩むところ。

2kmの試乗コースを走ってみたけど、ベースがシクロクロス車なだけあってかハンドリングがかなりクイックで面白かった。650Bにしたらちょっとピーキー過ぎるかもしれんけど、そういう自転車大好物なのでむしろアリよりのアリ。


また、同じ#901のMサイズフレームにリジッドカーボンフォークを入れて650Bのフラットバーで組んだおもろいモデルも会ったのでこちらも試乗してみた。

ただ、これはちょっとフォークが長すぎて不自然なほど前上がりで落ち着きがなく、乗り味は少々破綻気味。フラットバーで組むにしてもフォークは通常のグラベル用がいいな。


650Bx47でクリアランスはこの程度。50mmくらいまでならギリ入るかも。

F i2zZxbsAA3pBi.
実はこの#901、発売前年のカタログには27.5×2.35まで入るっていう記述があって、BBもねじ切りだしチェーンステーも短いのに物理的に可能なんか?と疑ってたんよ。発売後のHP等にはこの記載が無くて、どうなんだろうなーと思ってたけど、やっぱり無理か。


あとはハンドルタワー。

ロードではグランモンローSL、グラベルではバンディー2とお世話になりまくっている。

【レビュー】ワンバイエス グランモンロー SL -ロングライド特化型カーボンハンドル




一番気になったのはカーボンフレアのマホラ スエヒロかな。それこそ持ち手の形状なんかはグランモンローのグラベル版みたいな感じで、軽いし握り心地はいいしめっちゃオススメ。



右下に写ってるサンエスのカタログもありがたく頂戴していきました。

Panaracer

昨年のホワイトデーでは大変お世話になったパナレーサー、直前に発表されたグラベルキングX1の650B版の実物を拝んできた。


転がりの良さはこれまで使ってきたグラベルタイヤではダントツ。650B運用しているVAPAHに履かせて舗装路の快適性を上げたい。発売は4月とのこと。絶対買います。

グラベルキングの逆襲 - Panaracer GravelKing X1 実走インプレ
発売から10年、そのキャッチーなネーミングからシーンの代名詞的存在となったパナレーサーのグラベルキング。 自分も発売当初から何本も使い、良くも悪くもいろんなことがあった思い入れの強いタイヤだ。 そんなグラベルキングがこの春リニュ...

GROWTAC

フリクション変速をブレーキレバーと組み合わせたEqualレバーの実物を初めて触った。


パープルのブレーキレバーが新鮮。


お借りした試乗車には12速の最新GRXと、まさかのカンパEkarの13速スプロケットが付属。フリクションレバーだから、要するに高低の稼働量さえ確保できればあとはなんだって動かせるという圧倒的な冗長性の高さを活かした構成。


実際に試乗コースを乗ってみた感想としては、確かに操作感は独特で面白いけど、これでグラベルを攻めろと言われたらかなり厳しいな…というのが正直なところ。


一般的なトップノーマルのリアディレイラーでは親指側のレバーでギアが重くなるが、グラベルで基本下ハンを保つ自分にはこいつがかなり操作しづらかった。たぶんカンパでもおんなじだと思うけど。なによりシフトアップ/ダウンのいずれにしてもインデックスがないため変速時にディレイラー位置を「探る」必要がありどうしても時間がかかり、砂利道での急な登り返しや勾配変化にスピーディーに対応していくのはかなり難しそう。

それよりは、家に眠っている余り物のパーツで組むゆるポタ用の闇鍋バイクなんかに使うのがぴったりだと思う。操作自体はかなり楽しいから、短時間のサイクリングの満足度を高めるのに良さそう。

ARAYA

10年来の我が愛車、MuddyFox MFBでお世話になっている新家工業。


ブースの写真はない。

今もマディフォックスシリーズ自体は存続しているけれど、ここ最近はかなりテイストがライトになって、ほぼルック車みたいなハードテイルMTBとか、厄介なオタク的には「これじゃない」感が強い…

MFD-N / Muddy Fox Dirt Next / マディフォックス・ダート ネクスト
アラヤは1903年に日本で初めて自転車のリムを生産し、1946年から高い品質を誇る”ツバメ自転車”を生産・発売し、現在に至るまで長く日本の自転車を見続けてきた”日本の自転車ブランド”です。


スタッフの方に「MFBみたいなのはもう作らないんですか?」と聞いてみたが、「採算が合いません!」と即答されてしまった。

「今作るなら18万円以上は確実」とおっしゃってて、いやそれでも十分値打ちはあるやろ、などと考えてしまうのはごく一部の厄介者だけなんだろうな。

いっそ値段はいくらになってもいいから日本の林道のための本気のカーボンリジッドMTBが欲しいです!って要望、否願望と、泥狐への愛と感謝を喚いておいた。

フカヤ

弊ブログの記事を読んで発売直後のD-309を送ってくださったりといろいろお世話になっているフカヤの牧さんを訪ねて行ったが、残念ながらこの日はご不在のよう。

D-309、その後ちゃんと自分で買ったけど、半年で割りました。という、感謝とも懺悔とも取れない情けない報告をスタッフの方にしておいた。まことにもうしわけない。

寝るわ、おやすみ。
メカトラにより天生峠を押し歩いたのが2週間前。 路上でのシングル化格闘で使い果たした精神力を白浜への家族旅行で回復。 アドベンチャーワールドのパンダを、他の観光客に混じって眺めながら、これぞ客寄的大熊猫…ハッ! ...


よう見ていけ。これがカーボンフレームの死に様じゃ。
昨日の続きな。 ちょっと見てほしい。どう思う、これ。 芸術的やんな。美しくすらある。 今さっき家帰ってきてな、風呂入って、ちょうどあがった頃に娘の寝かしつけ終わった嫁さんが起きてきてくれて、...

あとがき

他にも大層値の張りそうな高性能ロードとか、最近出てきた中華ブランドとか、色々ボケーっと見て回ったけど、イマイチ印象には残らなかったな。


夕飯の支度に間に合うように温かな午後の河川敷を帰る。

あったけえ。もう完全に春だな。


今回の戦利品。サンエスの聖典と、天才編集者エリグチ氏入魂のフリーペーパー。これからじっくり読もう。

おしまい

コメント

タイトルとURLをコピーしました