TPUチューブ リム打ちパンクの記録

タイヤ
雪の花脊峠サイクリングの集合地点へ向けて鴨川沿いを走っていると、TPUチューブ運用しているTCRで初のパンクが発生したので、記録としてまとめておく。




TPUチューブ リム打ちパンクの記録

運用状況

車体: GIANT ADVANCED PRO DISC
ホイール: Cog’s ability C カーボンホイール(フックド/内幅19mm)
タイヤ: Vittoria Corsa N.EXT CL 30c
チューブ: Cyclami TPU
空気圧: 4bar

発生状況

場所は鴨川沿いの第二京阪交差地点近く。

断続的な未舗装部から舗装部への段差、掘れた路面から持ち上がるコンクリートの端が思ったよりも鋭かった。

ヤバい!と思ったが後の祭り。抜重が間に合わず、あの独特のグニュッ…としたリアタイヤの凹む感覚をケツで味わいながら段差を越える。

幸いリムが曲がったような馴染み深い硬い感触は無かったが、中のチューブはどうかな…大丈夫かな…と進むこと数100m。サドル伝いにボヨボヨと、サイクリストなら誰もが恨むあの不吉な感触が伝わってきた。

やれやれだぜ…

チューブ交換

万が一の思い違いにかけてリアのタイヤを指でつまむ。フニっと凹む。さらば、シュレディンガーの猫。

悲しいかな慣れた手つきでハンドル上部からライトを取り外し、自転車を逆さにして工具を取り出し後輪を外す。


原因は明確だけど念のため空気を入れて穴の状態を確認。

ブチルチューブに比べて見つけにくいが、小さな穴が2つ並んだスネークバイトを発見。リム打ちパンク確定。

タイヤとリムに傷が無いかだけをザッと確認してチューブ交換に移る。


ツールケースにはスペアのTPUチューブ一本とスペアのスペアにブチルチューブを一本いれてある。TPUはコンパクトなので携行も容易い。

噛み込みに注意してタイヤを嵌め、プライドと尊厳を消費しての間抜けなポンピングを数百回。

安全マージンを取って4.5barほどを狙ったが、後から後輩にエアゲージを借りて測ると4.8bar。やっぱ手アゲージは当てにならんな。

TPU運用のリスク

チューブレスレディに見切りをつけて乗り換えたTPUだが、30cタイヤの乗り心地を活かす低圧運用では段差での噛み込みに寄るリム打ちパンクのリスクが避けられない。チューブ交換の手間自体は従来のブチルチューブから何ら変わらず慣れれば5分そこらで終わるが、やはりチューブレスほどの低圧運用は難しそう。

ただTPUに30cの4bar運用で数千キロ乗ってきて初のパンクなので、シーラント管理に付き纏われるストレスを考えると個人的にはこれくらいのリスクはトレードオフで納得できる範囲だけど、今後頻発するようならまた考え直すかも。

少なくとも今のところは「絶対に乾かないシーラント」か「ビード上げが一発で決まるタイヤ」のどちらかが登場するまではTPUでの運用を続けるつもりです。はよせえ。

おしまい



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