サイクリングのみならず育児からひとりのお出かけまで日常生活の必需品となっている万能のボディバッグ、HYNOW DUCK PACK。使い始めて約3年、事あるごとにいいぞいいぞと言い続けてきたけど、迂闊にもまだ記事にしてなかったので今更ながら紹介しておく。
京都発祥のガレージブランド、日本語の「背嚢」から名前をとったHYNOW。その中でも最も愛用者が多いのがこのDUCK PACK。
グラベル第三帝国の仲間たちにも愛用者が多く…ってレベルを越えてもはや国民服レベルの標準装備と化しており、使った皆が皆こぞってベタ褒めしているものすごいやつ。
何がすごいか、それはもう仲間たちの実例を見てもらったほうが早い。なにせどこでも使えて、なんでも持てるのだ。
活躍事例
トレイルをかっ飛ばしても安定していて
HYNOW (@hynowjapan ) はいいぞ🫁🧠 pic.twitter.com/5mjEUwCkss
— どんちゃん(山の人) (@don_chan_bot)
August 23, 2023
カメラからホイールまでなんでも運べて
今回買ったのはDUCK PACK
— みの (@96_Mindows)
どこまで入るのかなと手当たり次第にモリモリ詰め込んだら想像以上に入ってビックリ!
あとホイール背負える鞄は貴重ですよ…。ホイールバッグを改造してくっ付けたら前後輪もいけそう。素晴らしい。#hynow pic.twitter.com/ytOpKdcjpM
January 23, 2021
なんなら自転車まるごと運べて
パンクしたのでオンロードまでDUCK PACKに括り下山…
※非推奨#hipbag #bag #hynow #bicycle #gravelbike #roadbike #japan #hynow #madeinjapan #バッグ #ハイノウ #自転車 #グラベルバイク #ロードバイク #京都 #背嚢 pic.twitter.com/mNVKlb0e4x
— HYNOW (@hynowjapan)
April 16, 2023
ハンドルバーに取り付ければフロントバッグにもなる
HYNOW DUCK PACK
オンロードであればフロントバッグとしても使える(中身はPENTAX KP +15,43,100mm)。脱着は5秒-20秒で済む。シンプルな構造と秀逸なベルト配置により幅広い用途に対応する。 pic.twitter.com/IwjM5rW58G
— DUN (@high_left)
December 3, 2022
こんなバッグは他にない。さらに自分の場合は育児の場面でも大活躍しており、日常のあらゆる場面で手放せない掛け値なしの生活必需品になった。
街中では襷掛けして背中に、人混みではそのままくるっと身体の前に、自転車に乗る時は腰に、頻繁な出し入れの際は腹に、とにかく上半身のどこにでも使えるし、実際に使う。
このバッグ最大の特徴は前と横に2本ずつ、計4本配置されたバックル付きのストラップ。そして、それらを活かす全面の大きなポケット。
娘とのお出かけ中に衝動買いした長さ800mmのハンドルバーや
スポークの折れたホイールを暗黒自転車工房まで運んだり、4本のストラップを駆使して運びたいものの穴に通したり巻きつけたりすれば大抵のものは問題なく固定できる。
他にも実家でもらったどデカい大根とか、迎えに行った幼稚園で突如娘から渡された奇怪な工作物とか、「これ、運べるか…?」と一瞬でも頭によぎったもので、運べなかったものは一つとしてない。
バックパックのように背部からの放熱を妨げることもなく、重心位置に密接しているためダンシングしても思いの外ブレないのでライドフィールへの影響が少ないのも嬉しい。
雨天ライドでは稀によく泥だらけになるが、表面には防水生地のターポリンが採用されているのでこの程度では中身が濡れることもない。
自分は補給食やカメラ、ポンプなどを入れておくことが多いが、やはりここでも真髄は先述したフラップとフロントポケット。一日の寒暖差が大きい春先や晩秋のライドで地味に厄介になってくる脱いだウインドブレーカーやインナーを、ライド途中からでも荷室の容量を圧迫せずに持っておける。
この「後から荷室の容量を食わない」というのがめちゃくちゃ助かる。クシャクシャっと丸めてポケットに突っ込みバックルでバチンと雑に留めても、バッグの中身には依然アクセスしやすく出し入れも容易。
取り付け方はハンドルへの4本のストラップに加え、腰に巻くメインのベルトを短くステムに引っ掛けることでドロップ、フラットバーを問わず安定して取り付けることができる。

そのままではお辞儀してしまう場合は ヘッドチューブ側から輪行袋やサブバッグなどで支えてやると乗車姿勢からも楽々片手でアクセスできてさらに便利になるので、各々試行錯誤してみてほしい。
フロントポケットにコンデジを入れておくとアクセスが爆速でめちゃくちゃ便利だったが、舗装路の段差で飛び出して高速縦回転させてしまったので、以降ちゃんと荷室にいれるようにしてる。
たとえば夏、遊び盛りの子どもを連れたお出かけ時には汗をかいたり水場で遊んだりと、下着まで含めたお着替えセットが欠かせない。
黄色いプーさんの袋がそれだ。子供用とはいえ服一式でそこそこ嵩張るので、それまでは妻と共用のリュックサックを使っていたが、その他水筒やタオルなどと合わせてもご覧の通り全く無理なく綺麗に収まるし、なんなら荷室にはまだ余裕がある。
特に秀逸なのがフロントポケット。最も嵩張る着替えセットを荷室の容量を消費しないこの場所に拡張的に突っ込める。
このフロントポケットは表地に防水のターポリン、さらにサイドはメッシュになっているので公園で水遊びしたあとのボトボトのシャツも気兼ねなく突っ込んでおけるのもありがたい。
そしてもうひとつ、歩き疲れた子どもをおんぶするときの簡易の背負子的な役割を担うことも可能。いつもよりちょっと高め、臍の上あたりでキツめにベルトを締めて腰の高い位置でバッグを固定し、子どものお尻をこのバッグに乗せておぶってやる。流石にこれだけで子どもの全体重を支えるには心もとないが、重さの何割かを腰に分散できるだけでも腕の負担が減ってとても楽だった。
使い始めて3年。冒険から育児まで、日常・非日常のあらゆる場面での携行装備をこのDUCK PACKありきで考えるようになってしまっている。まだまだ壊れる気配も無いけど、ストックとしてもう一つくらい買っておこうかな。
身近でもこれ買って後悔してるやつを見たことが無いので、イケてるバッグがほしいならまずは一度手に取ってみてほしい。
HYNOWはいいぞ

おしまい
製品概要
バックパック、ボディバッグ、ウエストバッグ、ヒップバッグ、どういう分類が適切なのかはわからない。街中では襷掛けして背中に、人混みではそのままくるっと身体の前に、自転車に乗る時は腰に、頻繁な出し入れの際は腹に、とにかく上半身のどこにでも使えるし、実際に使う。

このバッグ最大の特徴は前と横に2本ずつ、計4本配置されたバックル付きのストラップ。そして、それらを活かす全面の大きなポケット。


スポークの折れたホイールを暗黒自転車工房まで運んだり、4本のストラップを駆使して運びたいものの穴に通したり巻きつけたりすれば大抵のものは問題なく固定できる。
他にも実家でもらったどデカい大根とか、迎えに行った幼稚園で突如娘から渡された奇怪な工作物とか、「これ、運べるか…?」と一瞬でも頭によぎったもので、運べなかったものは一つとしてない。
サイクリングでの使用感
ヒップバッグとして腰に巻くのが最もオーソドックスな使い方。
バックパックのように背部からの放熱を妨げることもなく、重心位置に密接しているためダンシングしても思いの外ブレないのでライドフィールへの影響が少ないのも嬉しい。

雨天ライドでは稀によく泥だらけになるが、表面には防水生地のターポリンが採用されているのでこの程度では中身が濡れることもない。
自分は補給食やカメラ、ポンプなどを入れておくことが多いが、やはりここでも真髄は先述したフラップとフロントポケット。一日の寒暖差が大きい春先や晩秋のライドで地味に厄介になってくる脱いだウインドブレーカーやインナーを、ライド途中からでも荷室の容量を圧迫せずに持っておける。

この「後から荷室の容量を食わない」というのがめちゃくちゃ助かる。クシャクシャっと丸めてポケットに突っ込みバックルでバチンと雑に留めても、バッグの中身には依然アクセスしやすく出し入れも容易。
ハンドルバーバッグ運用
そしてもうひとつ、先のDUNさんをマネして自分も多用するハンドルバーバッグ運用。
取り付け方はハンドルへの4本のストラップに加え、腰に巻くメインのベルトを短くステムに引っ掛けることでドロップ、フラットバーを問わず安定して取り付けることができる。


そのままではお辞儀してしまう場合は ヘッドチューブ側から輪行袋やサブバッグなどで支えてやると乗車姿勢からも楽々片手でアクセスできてさらに便利になるので、各々試行錯誤してみてほしい。

フロントポケットにコンデジを入れておくとアクセスが爆速でめちゃくちゃ便利だったが、舗装路の段差で飛び出して高速縦回転させてしまったので、以降ちゃんと荷室にいれるようにしてる。
日常生活の必須バッグとして
サイクリングでの使い勝手だけでも文句なしの傑作なんだけど、そのあまりの使い勝手の良さから自分はむしろサイクリング以外の外出時や育児の場面でこそ重宝している。たとえば夏、遊び盛りの子どもを連れたお出かけ時には汗をかいたり水場で遊んだりと、下着まで含めたお着替えセットが欠かせない。

黄色いプーさんの袋がそれだ。子供用とはいえ服一式でそこそこ嵩張るので、それまでは妻と共用のリュックサックを使っていたが、その他水筒やタオルなどと合わせてもご覧の通り全く無理なく綺麗に収まるし、なんなら荷室にはまだ余裕がある。

特に秀逸なのがフロントポケット。最も嵩張る着替えセットを荷室の容量を消費しないこの場所に拡張的に突っ込める。

このフロントポケットは表地に防水のターポリン、さらにサイドはメッシュになっているので公園で水遊びしたあとのボトボトのシャツも気兼ねなく突っ込んでおけるのもありがたい。
そしてもうひとつ、歩き疲れた子どもをおんぶするときの簡易の背負子的な役割を担うことも可能。いつもよりちょっと高め、臍の上あたりでキツめにベルトを締めて腰の高い位置でバッグを固定し、子どものお尻をこのバッグに乗せておぶってやる。流石にこれだけで子どもの全体重を支えるには心もとないが、重さの何割かを腰に分散できるだけでも腕の負担が減ってとても楽だった。
あとがき

使い始めて3年。冒険から育児まで、日常・非日常のあらゆる場面での携行装備をこのDUCK PACKありきで考えるようになってしまっている。まだまだ壊れる気配も無いけど、ストックとしてもう一つくらい買っておこうかな。
身近でもこれ買って後悔してるやつを見たことが無いので、イケてるバッグがほしいならまずは一度手に取ってみてほしい。
HYNOWはいいぞ
Just a moment...
おしまい
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