最近の休日ライドはグラベルロードばっかり乗っていたので、「久しぶりにロードでも乗るか」と軽い気持ちで出発。

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風が強い。めっちゃ強い。

特に行き先も決めず、とりあえず川沿いを北上し嵐山へ。連日過去最高を更新し続ける感染者数とは裏腹に、緊急事態宣言時の100倍くらい人がいるのがたいへん趣深い。

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こそこそっと路地裏を抜ける。
このあたりの紅葉は今が見頃。山間部の方ではもうほとんど散っていた。

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ほとんど無意識に六丁峠を越え、保津峡を眺めるお気に入りの穴場で一休み。さあこっからどないしよかとぼんやり考えてみる。

風も強いし、京北か美山あたりまでのんびり走って100kmちょいのゆるポタでもするか〜とか思ってたら

やかましわ

 

 

(…案外ありかもしれんな??)

 

ドギツい向かい風にも関わらずそれなりに調子よく走れてるから体力的には問題ない。

でも輪行袋を持ってきてない(そもそもそんなに遠出するつもりもなかった)ので、舞鶴となると時間的にピストンしないといけないから流石にそれはつまらんなぁ…

 

あ、でも待てよ。小浜なら…

 

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なんてことを考えながら走り続け、ふと我に返ると堀越トンネルの前にいた。

京都と福井の分水嶺。ここを越えると確実に200kmライドが確定してしまう。そんな心づもりはしていなかったけど、ここまでのタイムを考えてもやっぱり今日はかなり調子が良い。

それにここまで来て引き返すのもなにか癪だ。

 

ええい侭よ!! 

 

さて、日本海側に降りたは良いもののここから再び京都へ帰るとなると思い浮かぶコースは3つ。

Bike Route Planner Ride with GPS

①五波峠を越えて美山へ。車通りは皆無。標高600m。そこそこキツい。

②おにゅう峠を越えて滋賀へ、更にそこから能見峠を越えて京都へ。獲得標高1100m。めっちゃキツい。

③鯖街道を緩やかに登って京都市街へ。だらだらキツい。

 

③はつまらないから却下。

五波峠もめちゃくちゃ好きなところなんだけど、どうせなら日本海眺めてから帰りたい気分だったのでおにゅう峠越えに目標を定めます。

 

海抜ゼロの小浜から830mのおにゅう峠の頂上まではおよそ15km程度の道のり。距離が長いので途中休憩もはさみながらのんびり上ります。

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DSC03396途中の廃集落にておやつタイム。

いまにも崩れそうな土壁、無造作に積まれた瓦、そこに吹く冷たい風の音。ほんの僅かな時間だったけど、一気に心が蘇えった。

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谷筋の終わりが近い。ここから更に斜度を上げて本格的な上りに。

着実に舗装化が進められていたおにゅう峠、去年のOBランで通った際にはまだ処々に砂利道がのこっていたけれど、ついに今年全面舗装化が完了したらしく、僅か30mほどのこの場所が唯一の未舗装部となってしまいました。

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IMG 9660淡々と登って頂上へ。日本海もしかと見届けた。

それにしても寒い。温度計がないのでわからないけれど、間違いなく3℃は下回っている。のんびりしてたら凍えそうなのでそそくさと下る。

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そらこの気温なら紅葉も散るわな

 

峠を下って久多の集落に降りた頃には日も暮れはじめ、能見峠を登る頃にはいよいよナイトライドへ突入。

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峠の途中、しんどくなってきたのでテキトーなところで脚をとめ、ヘルメットもグローブも脱いでしばらくぼーっと全ての活動を停止する。

木々の隙間から微かに星が見える。

身体と心に溜まっていたよからぬものが、ため息とも嗚咽ともつかない不明瞭な音とともに口やこめかみや頭の天辺から漏れていく。

 

Let me be.  

 

この瞬間を以て、この日のサイクリングは完成した。


 

 

能見峠の東側は一部舗装が改良されていたが西側は依然として荒れた路面。
VOLTのミドルモードで気持ちよく下るも落ち葉に隠れた段差を見落として抜重できずに突っ込んでしまった。

その瞬間、体重を支えていた両腕がガクン!!と不自然に下がる。絹を裂くような素っ頓狂な悲鳴を上げながら急停車すると、

IMG 9664Oh my…

規定とは

 

最後の峠、裏花脊を登りきって気温は6℃

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これでもさっきのおにゅう峠よりかなり温かい。標高差は50mほどだけど、風がないせいだろうか。

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信じられるか?花脊なんだぜ、ここ。

 

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結局家まで走って227km、久しぶりのファストロングライドだった。


 

おしまい