最高の仲間と行くグラベルライドってどんなものか、ほんの1分だけおすそ分け。山に響く笑い声までしっかりお楽しみください😊#グラベル第三帝国 pic.twitter.com/PQ2ogIuAFo
— やくも (@wartori621)
November 24, 2020
グラベル第三帝国が征く秋の京都グラベル、その記録。
薄い雲に青空が覗く秋の日、久しぶりの京都グラベルを堪能するべくいつもの市原ローソンに集まった第三帝国の面々。
談笑もそこそこに早速花脊峠へと侵攻開始。

確かに青空だったんだよなぁ…
鞍馬を抜けて峠道、それぞれに悪態を吐きながら急坂を進む。何度登っても辛いもんは辛い。むしろ回を重ねるごとに増して辛い。
この点に関しては「年々峠の標高と斜度が上がっている」というモリビトの説が一定の支持を集めた。自らを絶対の中心と定める揺るぎない自意識は天動説を彷彿とさせるが、「それでも俺たちは老いている」などと口にしようものなら帝国異端審問への強制召喚は確実であるから下手なことは言えない。

一昨日の単独小浜ロングライドのダメージが深くインナーローでもふらつく体たらくで息も絶え絶えなんとか峠へ。
峠からさらに上りお馴染みのガレた林道を目指す。

麓から覗いていたはずの青空はいつのまにか霞に覆われてしまった。薄々気がついてはいたけれど、額を濡らすこの雫はどうやら汗ではなさそうだ。畜生め…


そしてお待ちかねの下り。これが強烈だった…
ハスればタイヤをぶっ裂く鋭利な岩片、斜めに乗れば転倒必至の平な岩面、京都でも屈指のガレ場に陣取る凶悪な伏兵たちが、あろうことか大量の濡れた落ち葉に身を潜めている。枯葉剤すら味方につけたベトコン相手に雨のゲリラ戦を挑むが如き無謀な行軍も、総統どんちゃん自らが先陣きって突っ込んでいくものだから雑兵の我らに撤退の選択肢はない。
てなわけで、突撃ィィいい!!!!
「あかんあかんあかん!!!」


途中何度も前輪のグリップが抜けかける。いつもなら勢いで飛び越えるドロップも、着地点が落ち葉に隠れて怖くて飛べたもんじゃない。これ以上無いくらい腰を引くが、それでも怖くて思いっきり力んでしまう。おかげで上半身がバッキバキ。


「水の中走ったほうが安全な気がする」
「わかる」


当初の予定ではここからさらに山奥へ進む予定だったが、未だ雨は止まず目指す方角の空は真っ黒。さらに総統が電波圏内ギリギリで3G爆雷(お仕事メール)の直撃を受けたこともありこの日の侵攻はここまでとなった。

その後は市原に移転してきたというローストビーフ丼で有名な『すてーき丼屋』さんでランチタイム

終わってみれば峠を越えてグラベル下ってランチで解散と、この上なく健全なグラベルポタリング。

あー楽しかった!!
おしまい
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