EXTAR PROTON “Be Xeno” しみみー号
大学のサイクリングクラブの後輩、しみみー@xenocrosserの一台。
どこの悪い先輩からうけた影響か、もはや自転車図鑑ではおなじみとなったエクタープロトンでオーダフレームデビューを果たした彼。
7月の出雲ホーリーナイトライド時に写真を撮らせてもらっていたものを今まで放置温めていましたが、この度のキャノンボール挑戦に便乗してを記念して1年ぶりの自転車図鑑にまとめたいと思います。
ちなみにこの車体については、movementのyoutubeチャンネルでの開梱動画に加え、noteで本人直々の詳細解説やフレーム細部の画像もあるのでそちらも必見です。
フレーム : painted by アトリエ キノピオ
車体の方向性はロングライド向けのディスクロード。
フレームに使用されたのはカイセイの8630Rと、ダウンチューブにはギガエアロという楕円形状が特徴のパイプ。
細くないクロモリ、、。左がカイセイ、ギガエアロ8630で、右がcolumbus、ZONAです。#マッキサイクルズ #columbus #kaisei #zona #ロードバイク #クロモリ #steel #macchi #クロモリフレーム #クロモリオーダー pic.twitter.com/FeyYvUk4oP
— macchi ueda (@MakkyUeda)
macchiのビルダーさんが上げてたのを拝借。想像以上に薄い。
ギガエアロはどんちゃんの2代目エクターでも使用されていました。
ダウンチューブのアウター受けは取り外し可能なネジ式
今後無線化した際にボルトでしっかり蓋ができるナイスな意匠。
こだわりの塗り分けが遠目での締りの良さにつながってる。
というわけで僕のエクタープロトンです
(写真撮ってなくて今までツイートできなかったなんて言えない)
シート&トップチューブやヘッド&ダウンチューブの接合部の塗り分けデザインがこだわりです
クソかっこよろしおすなぁ pic.twitter.com/Q8gG2udfuF— しみみー (@xenocrosser)
ギガエアロの平面を活かした大きめのEXTAR PROTONロゴ
Be Xeno.
動画で解説されていますが、 “Xeno”というのは「異質な、外部の」というギリシャ語起源のことば。
顔を覆った薬中達が足並み揃えて断崖へ進むこのご時世に痛烈に響きます。
BB周り、美しいフィレット溶接にビルダー橋口さんの技術が光る
142mmスルーのリアエンドに向けて曲げられたチェーンステイ
タイヤクリアランスは28mmまでを想定しています。
お手製トップチューブバッグ
ボルトオン式のトップチューブバッグ用ダボ穴が。
合わせるバッグはなんと手作り。紆余曲折の末、先日ついに完成した様子。
当然だけどめちゃくちゃ収まりがいい
処女作なので色々と改善点はあるけどとりあえず満足できるくらいにはなったかな pic.twitter.com/sUOn9WLpRo— しみみー (@xenocrosser)
コックピットからはこんな感じ
悪くないね pic.twitter.com/hooMQrQBEe— しみみー (@xenocrosser)
試行錯誤して自分の欲しい物を作る。すごいなあ。
醍醐漫@penassosさんのdaigogearをはじめ、MYOG(Make Your Own Gears)の流れが確実に来ている。
ヘッド&BB : RESET RACING
ヘッドセットとボトムブラケットにはRESET RACINGというドイツメーカーのブランドを使用。
ヘッドチューブ上部のキャップがめちゃくちゃ薄いのが特徴。
スタックを限界まで下げられるので、エンデュランスロードとかのポジション調整にも良さそう。
やっぱりRESETのBBは外側に工具掛ける溝とかがないので最高にルックスがいい pic.twitter.com/pqxDodRKR2
— しみみー (@xenocrosser)
フォーク : COLUMBUS FUTURA DISC 1.5
コロンバスの12mmスルーアクスルのカーボンフォーク。クリアランス28mmまでのロード用モデルです。
メインコンポーネント : SHIMANO ULTEGRA R8020
コンポはアルテグラで統一。
先日の曽爾高原自走はほぼファーストライドだったのだけど、実は暗くてよく見えない砂の浮いたグラベルで転けてしまったのだ
アルテのRDいきなり削れたのだ
フレーム、ハンガー共に無事だし、RD普通に動くし、その気になればRD交換すればいいのでノープロなのだ pic.twitter.com/S7pSAvIots— しみみー (@xenocrosser)
いいぞ、その調子だ()
ペダル : SHIMANO XTR PD-M9000
自分も愛用してるからわかるけど、SPDのなかでもXTRだけはやっぱり別格に良い。
ショート軸のやつもあるけどこれはノーマル。
ハンドルバー : Cannondale One Alloy Road Handlebar
ハンドルバー
※アルミです pic.twitter.com/ZbO8FpUYT4— しみみー (@xenocrosser)
重量わずか202g。アルミでこの軽さはだいぶやばい。
どうやら当たり個体を引いていたらしい https://t.co/qIFYumk5Ef
— しみみー (@xenocrosser)
ホイール : DT SWISS PR1400 DICUT DB
DT SWISSの軽量アルミホイール。実は自分も持ってます。
リムブレーキ版のDicut Oxicがとても良かったので、JARIのオンロード化を狙った際に導入しましたが未だにほとんど乗れてない…
リムブレーキ版はレビュー済み
ハンドルバーバッグ : Route Werks The Handlebar Bag
昨年10月にクラウドファンディング形式で発表され、わずか半日で目標額を達成した話題のハンドルバーバッグ。
このバッグのウリの一つがサイドにライトホルダーを取り付けられることなんだけど、そのままでは幅が窮屈でハンドル幅が狭いとブラケットを持つ手と干渉してしまうことも。
そこでレックマウントのアダプターを噛ましてVOLTシリーズを逆さ吊りにすることで少しでも距離を空けています。
マウントへの着脱はレバーでワンタッチ。
route werksのやつ届きました、今のところ1箇所タップを切り直したくらいで、不満は見つからないですね
モノとしてはとてもいいような気がします
マウントがだいぶしっかりしてるので全然揺れないのと、思ったより手元に余裕があるのもいい pic.twitter.com/heroYVxHKr— しみみー (@xenocrosser)
チェーン : Molten Speed Wax コーティング
通常のチェーンオイルによる注油ではなく、特殊なワックス加工が施されたチェーン。
Molten Speed Waxというこの製品、鍋でワックスを煮て溶かすという特殊な施工が必要ですが、一般的なチェーンオイルと違って粘り気がまったくないのでご覧のようにチェーンが黒く汚れるということがありません。
モルテンスピードワックスは確かにめんどくさいけど、最初のコーティングさえしてしまえばあとはかなり楽
ケミカル使ってチェーン洗浄とかやらんでいいし、のちのちの手間が初めの施行に集中してるだけって感じ— しみみー (@xenocrosser)
寿命は約1000km。その間注油や清掃の必要が無いというのはメリットとしてでかい。
乗り手 : しみみー@xenocrosser
現役の大学生ながら豊富な自転車知識とサイクリングクラブで培った現場経験を併せ持つ前途有望な若者(と書いて厄介なオタクと読む)
「あの」和歌山デスライドを乗り越え、今年も7月に出雲までのホーリーナイトライドを一緒に走りました。
今回のキャノンボールは残念な結果に終わってしまったけれど、いずれそう遠くないうちにエクタープロトンでのキャノボ達成を実現してくれることと思います。
しみみーのリベンジに乞うご期待!!
おしまい
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