いやあ、やってしまった。完成車では間違いなく自己最速の衝動買い。
FUJIから今年新たにラインナップされたシングルスピードグラベルバイク VAPAH、導入です。
VAPAH - FUJI BIKES フジ自転車
www.fujibikes.jp
 | 店頭受取限定 フジ FUJI VAPAH ヴェイパー 2024 クロスバイク スポーツ自転車 [24 VAPAH] 価格:86790円 |
購入動機
正直手に入れたあとから動機を言語化したくらいの衝動買いだったけど、一応発端は「ママチャリ代わりに使えるええ感じの自転車ないかなー」だった気がする。でもこれはほとんど言い訳みたいなもので、具体的に探し始めると「…街乗りならシングルスピードでええかあ。…シングルスピード、ええなあ。」まで瞬間的に脳みそが切り替わっていたので、つまり、シングルスピードの自転車が欲しかってん。なんというか、サイクリングの引き出しの一つにシングルスピードっていう、ある意味での不自由を楽しんでみようかって気持ちが強くなっていた。ちょっと前までこんなこと考えもしなかったんだけど、思えば直近で買ったエアロの効いた最新Di2のレースマシンTCRやフル内装油圧機械式(
フェザーへのあこがれ
そんな折にTwitterで、きゃんつー集いの主宰 醍醐漫のイェーガーと並ぶもう一台の相棒 FEATHERを駆るサイクリングの様子をみかけた。これがとてもかっこよかった。
先日の集いもこのフェザーでの参戦されていた
フェザーといえば、本来はメッセンジャーのような都市部でのストリート系カルチャーがベースの、固定ギア化も可能な700cのシングルスピードバイク。
彼はそれを650Bにインチダウンし、生まれた余白に太めのタイヤを履かせて自身のサイクリングに合わせた全地形行動車へと組み替えている。
今回のツーリング車
— 醍醐漫 DAIGO-GEAR (@penassos) August 13, 2024
FUJI feather
ﾛﾝｸﾞｱｰﾁｷｬﾘﾊﾟｰで650×35bﾀｲﾔ装備
650㎜のライザー、ｳﾞｪﾛｵﾚﾝｼﾞのｻﾄﾞﾙ、ｽｷﾞﾉの謎ｸﾗﾝｸにMKSのﾗﾑﾀﾞ
ﾌﾚｰﾑﾊﾞｯｸﾞはﾌｪｱｳｪｻﾞｰ、ﾄｯﾌﾟﾁｭｰﾌﾞﾊﾞｯｸﾞは自作、ﾊﾝﾄﾞﾙにらﾏｯﾄと着替え pic.twitter.com/6ZAltHr50e
700c→650Bへの小径化を可能にしたのはダイアコンペのロングアーチキャリパーブレーキ DL800
これまでもこのフェザーで面白そうなサイクリングをたくさんされていたんだけど、つい先日のやつがまたすごかった。
今日はシングルスピード自転車で東京から長野まで十石峠旧道を経て258km走りました。 pic.twitter.com/EjkLc9wckC
— 醍醐漫 DAIGO-GEAR (@penassos) August 12, 2024
本人曰く、「案外いける」とのこと。
自分の脚力でここまでの走りができるかという現実的な話はさておき、ただ一つのギアで、ただペダルを踏み、ただ前に進む、ひたすらにシンプルなサイクリングがしてみたくなった。
買うかどうかは別にして、ひとまず現行のフェザーがどんなもんか見てみるか、とFUJIのHPに飛んだところ、今年新発売のニューモデルとして大口を開けて待ち構えていたのがこのVAPAHだった。秒で喰われた。
VAPAH 概観
てことで、あらためましてFUJI VAPAH。
フレームはクロモリ、ホイールは700c。シングルスピードなのでトラックエンドだけど、ディスクブレーキなのでエンド幅は135mmというちょっとニッチな仕様。ホイール変えるなら手組みするしかないな。
ブレーキはインターナショナル規格の機械式ディスク。トラックエンドに合わせてキャリパーも前後にスライドできる形式。
タイヤクリアランスは最大45cまで入るし、フォーク横やBB下にダボ穴もついて拡張性も十二分。
センタースタンド台座もあるので、とりあえず街乗りで使う間はつけておく。
購入したのは54cmのサイズで前三角は大きめだけどホリゾンタルではなく緩いスローピング。ストレートフォークの無骨さも相まって、フォルムはめちゃくちゃキマってる。
初期のギア比は前46×後17の約2.7。平坦な市街地を流すには最適ながら山越えのツーリングには挑むべくもない重さ。
先述の醍醐漫’sフェザーはギア比2.3ほどで運用されているそうで、そのあたりの塩梅は今後じっくり探っていこう
ジオメトリ
ぱっと見でわかるスペックは外観まで含めても文句なし。じゃあ細かなジオメトリはどうかといえば、こんな感じ。
フェザーと比較すると、当然ながらかなり違う。
正直数値だけ見れば詰まったリアセンターや高めのBB下がりなど、フェザーの方が魅力的というかこれまで乗ってきたバイクとの違いが際立って面白そうなんだけど、ディスク化＆クリアランス増によるオフロード適正や装備拡張性のバランスを考えればVAPAHを選ばない手はなかった。
欲を言えばBBはもう少し高めで、ヘッド角は立ち気味だと乗り味が尖って面白そうだったけど、マスプロ車としては悪くない値だと思う。
あとがき
ということで突発的かつ必然的に導入された初めてのシングルスピード、しばらくは街乗りメインになると思うけど、色々遊んでみる。
シェイクダウンは市街地夜走。これもまた楽しかった。
おしまい
コメント