【6台目③】ARAYA MuddyFox 650B (2015) グラベルツーリングver.
まだ雪の残る東北へ4泊5日のグラベルキャンプツーリングへ行ってきました。得物はおなじみのマディフォックスですが、いろいろと新しいことも試してみたので改めて紹介したいと思います。
猪苗代湖畔より磐梯山を望む
フロントフォーク積載
もともと出発の直前までキャリアとサイドバッグを使ったクラシックなスタイルを考えていたんですが、オルトリーブのサドルバッグは両方で40L。キャンプ装備とはいえ一週間もない旅には少し大きすぎるなあ…と思い、バイクパッキングスタイルに変更。
これは昨年のGWに山陰を旅した際の装備ですが、今回は4月の東北なのでウェアもシュラフも大きくなるためこれだけではキャパが足りません。
ただ私のマディフォックスのフォークにはダボ穴がなく、そのままではケージの取り付けができません。そこで、
以前いつか役に立つだろうと思って買っておいたこいつの出番。サイクルベースあさひの『ボトル台座のない自転車にも取り付けできるアタッチメント台座』(そのまんま)。
これはあさひブランドですが、YUEN-Iというところからおそらく全く同じものが出てます。値段はあさひの方が安め。
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ちなみにドライバッグ(5L)の中身、テントとエアマットでぎゅうぎゅうだからサイズ的には10Lでもいいんだけど、そうするとケージから半分以上はみ出るし、たぶんカーゴケージのストラップも届かなさそう。 pic.twitter.com/UFF0oGl81Y
— やくも@『自転車図鑑』更新中 (@wartori621)
雨や雪、ときには雪に埋もれるような過酷な環境で使用しましたが中身が濡れることはなく、防水性は完璧でした。コスパ抜群。
あとこのバッグが地味に役立ったのが飛行機輪行。
こんなふうにBB下に養生テープでぐるぐる巻きにしてチェーンリングが地面と接触するのを防ぐクッション代わりにも。格安航空での飛行機輪行でしたが無事無傷で乗り越えました。
またここはモンベルのフロントバッグも緩衝材として良い働きをしてくれています。フレームバッグ下に横向きに入れるとちょうど両側から挟むホイールの中心、スプロケやローターのあたりになるのでフレームとの接触を防ぐことができます。すでにボロボロのフレームなのであまり気にしてはいませんが、それよりローターが曲がったりするほうが怖い。
耐久性
樹脂製のアダプターで挟み込んであるだけなので、当然フォークへの直付けと比べると固定力などは多少甘い。普通に走っているだけではずれることはなかったけど、こういうグラベルにありがちな難所なんかでは物理的な力も加わるので前後にずれたりネジが緩んだりしてきました。
そこでタフなサイクリストの必須装備、結束バンドを使用して壊れる前に補強!
かなり過酷なライド(乗れない)でしたが、最後までノートラブルで行けたので耐久力は文句なしに合格だと思います。
ホイール : COSINE 23mm DISC / タイヤ : MAXXIS RAMBLER 40c
前回の第三帝国雪中行軍から使用しているランブラー。重量400gと40cのチューブレスタイヤでは最軽量クラスです。
トレッドパターンはオンロードでの転がり重視。実際今回も重装備で連日100km以上走りましたが、かなりこいつに助けられたように思います。京都のグラベルでは2気圧前後で使いましたが、今回は装備も多く走行距離も長いので転がり重視で3.5~4気圧ほど入れました。
春とはいえさすが東北。山間部の雪はまだまだ深く、それでも開通していた蔵王ラインに登ってみると峠の向こうはご覧の有様。
1000mまで登った峠の向こう側を見た時、わたしはかんがえることをやめた。 pic.twitter.com/IAAX59PyxB
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それでもなんとかグリップは効いてくれて乗りながら下れたのはありがたかった。
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そして最終日にはパンクもしましたが、Panaracerのチューブレスリペアキットで難なく修理完了。持っててよかった…
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タイヤを外す手間がないぶんクリンチャーのパンク修理よりはるかに楽で時間もかかりません。今までチューブレスはなんとなく怖くて手を出せていなかったのですが、次のロードバイクのタイヤは絶対チューブレスにしようと決心しました。危機こそが人を成長させる。
重装備のときほど足元のかっちり感は大事だと思ってホイールの固定にはRWSを使用していますが、重装備故に感知不可という悲しい矛盾。
フロントバッグ – mont-bell / モンベル フロントバッグ
ハンドルバーにはモンベルのフロントバッグを取り付け。タイヤとのクリアランスが微妙ですが、実際はもうちょっと絞り上げられます。 デュアルコントロールレバーの間にうまく収まってくれて見た目もGOOD。
このバッグは荷室が左右真ん中の三つに別れていますが、真ん中上部の入り口が小さすぎて何かと不便だったので、左の荷室との隔壁を切除。こうすることでクッカーやバーナーも難なく入れることができます。(今回は飛行機に燃料を詰めないので持っていっていませんが)
サドルバッグ : APIDURA / アピデュラ SADDLE PACK REGULAR
アピデュラの一番大きいサイズ。着替え、雨具、ツーリングマップル、ガジェット類、etc…
容量的にはまだ少し余裕があります。かなりの重さになるのでどうしてもダンシングの際などには違和感を感じてしまいますが、パッキングのコツさえ掴めば不要な揺れも最小限に留めることができるます。
携行は難しいかと思ったツーリングマップルが以外にも底板としてちょうど良くてほとんど邪魔にならなかったのが嬉しい驚きでした。
フレームバッグ : APIDURA Frame Pack 3L
ここにはテントポールと空気入れ、余ったスペースに補給食を入れました。
かなりギュウギュウに詰め込むため横幅もそれなりに出てくるのですが、MTBはトップチューブ位置が低いためペダリングと干渉しないので問題なし。ホリゾンタルのロードだとこうは行かない…
このバッグに関してはCBNに詳しくレビューを投稿してるのでそちらをどうぞ。
>>CBNでレビューを読む
旅の記録
旅の様子をちょくちょくつぶやいていたのでこちらにまとめところ…
未舗装道路も進める自転車「グラベルロード」砂利にも雪にも負けず進み続けた旅の記録
「2019東北グラベルツーリング」https://t.co/AGdXAScwUj @wartori621さんから #編集部イチオシ— トゥギャッターまとめ編集部 (@tg_editor)
編集部イチオシに選んでいただけました。なんてこったい。
我ながらなかなか楽しい旅になったと思うのでお暇な方はぜひ。どうも今回で雪中行軍キャラが固まってしまった感あるけど、当たり前ですが担ぐより乗るほうが好きです。
以下、旅の写真をつらつらとMY BIKES
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