VOLT800 NEO 故障 無限点滅

レビュー

昨年待望のアップデートを遂げた自転車ライトの傑作、VOLT800 NEO。

自分も 愛用していたところ、先のサイクリングで謎の故障を起こし、新品交換となったのでその顛末を書き残しておく。


VOLT800 NEO、壊れる

経緯

先の龍神グラベルサイクリング、出発直後のトンネルでスイッチを押して点灯したところ、何やら様子がおかしい。


状態は発光+点滅。本来緑色に光るべきスイッチは白のまま。そして一切のスイッチ操作を受け付けない。短押し、長押し、連続押し、どうやっても消えないし発光パターンも変えられない。

仕方がないのでそのままトンネルを抜け、林道の入り口で一度ライト部とバッテリーとをバラしてみた。


これで治るだろうと再度バッテリーを捩じ込むと、今度はボタンを押す前から先ほどの常時発光点滅状態に。そしてやはりバッテリーを抜く以外どうやっても消えない。

取ってすぐつけたのでライト部が放電しきってなかったかもと、再度バラしてバッグになおし、数時間後に再チャレンジするも徒為。

結局ライド中は必要に応じてバッテリーを着脱し強制発光/停止を繰り返して乗り切った。

原因

上記の旨をTwitterで呟いたところ、似たような症状はいくつか確認されているようで。


今回コメントいただいたお二人の発生状況はかたやグラベルかたや雨。

奇しくも前日雨の府道グラベルという両条件を満たしたサイクリングを行っていたため、おそらくそこで回路に水でも入ったか、何かしらの異常が起きたとみて間違いなさそう。

回復失敗

ひとまず残ったバッテリーを全部空にしてみるか、と発光点滅の状態でつけっぱなしのまま放置してみた。

異常発光のパターンは不規則ではあるものの常時点灯状態を維持しながらフラッシュするハイパーコンスタントモード。ランタイムは7.5時間なので、LOWモードの12時間と合わせて考えれば9~10時間で空になるかなーと思っていたが…


一晩明けたあたりから、本来のモードにすらない着いては消えてを繰り返す幻の点滅モードに突入。そのまま待てど暮らせど消えることなく丸6日。

その間にキャットアイのサポートにメール送って症状を伝えたところ、東大阪の本社まで送ってほしいとの連絡があったので、見切りをつけて梱包し、VOLTには里帰りしてもらうことになった。

返品交換

おなじ大阪ということもあり、返送から到着まで4日の爆速対応。

原因については記載ものの異常が確認できたということで、ライト部の新品交換になった。



今回交換となったのはライト部だけなのでバッテリーはそのまま。

送ったのはライトとバッテリーの本体だけだが、ちゃんとパッケージに入って、おまけにブラケットと充電用のUSB-Cケーブルまでついて帰ってきた。フレックスタイトなんてなんぼあってもええからうれしい限り。

あとがき:NEOの耐久性について

ということで無事新しくなって帰ってきたVOLT800 NEO。

まだ買って日も浅く、雨とグラベルという悪条件がそろっていたとはいえそれほどハードでもない条件下での異常だったので、耐久性については少し不安が残ってしまった。


前作の初代VOLT800は時に雨に打たれ、時に雪に埋もれ、時に川に流されながらさまざまな道を走ってきたが一度も異常や故障はなく、今でもバリバリの現役。

今回のNEOの異常がたまたまハズレを引いただけなのか何かしらの脆弱性があるのかは何とも言えないけど、一事例報告として。

 

おしまい




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