雨の府(腐)道をゆくカライドサイクリングクラブラン

サイクリング
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前日、モリビトからライドのお誘いが。ちょうど予定が空いていたので二つ返事で出走を決める。

前日夜の時点では降水確率40%の曇り予報。降るか降らないか微妙なところ、というのが客観的な予測だろうけど、おれとモリビト、二人の弩級雨男が揃う以上まず間違いなく降るという確信があった。

 

出発

最近机にばっかり向かっていたので身体が鈍りきっており、走力云々以前に自転車をバイクラックから下ろそうとしただけで背中を攣った。ウケる。

てなわけで京都へ。


上下にモンベルのサイクルレインウェア、シューズもTERRA GTXで上から下までGORE-TEX。雨用のグローブはテムレスしか持ってないので、持っていこうか一瞬迷ったが止めた。薄手の防水グローブほしいな。


集合場所は平安神宮の大鳥居。一番乗りしたが、直後に新たな相棒DAVOS D-309に乗ったモリビトがやってきた。気に入っているようで何より。

今回のライドは、数年前惜しまれながら閉店した京都の名店「空井戸サイクル」発祥のカライドサイクリングクラブ主催。とはいえモリビトの他に松尾さん夫妻もいるので、気心のしれたメンバーだ。


京都市内から東へ。

車通りの多い幹線道路ではなく、暗渠や路地裏を縫って進むローカルサイクリストならではのルーティング。途中どんちゃん家の真裏を通ったので、みんなでおーいと呼んどいた。

雨の府(腐)道へ

参拝客で賑わうお寺の裏手からお目当ての山に入る。


舗装が消えて喜んだのも束の間、すぐに斜度が尋常ではなくなってきた。




20%は優に越えるであろう激坂にこのガレ具合、おまけに振り続ける雨でトラクションが効かず最初の一漕ぎが滑る滑る。



それでも各々諦めず果敢に挑む。

乗れなくても楽しいが、乗れたらもっと楽しい。何より乗ろうと頑張ることが楽しい。どう転んでも楽しい。文字通り、転んでも楽しい。


雨で溶けた粘土がタイヤのトレッドを埋める。


晴れ男の松尾さん、今日は二人の雨男の前にあえなく撃沈。


囚人服ジャージが覗くモリビト。がれ道を押し上げる様はさながら刑務作業のようだ。


終盤わずかに斜度が緩んだが、ほんとにわずか。終始ナンバリングされた府道にあるまじき荒れ具合で素晴らしい道だった。


舗装路との合流地点、地蔵小屋で雨宿り。この頃にはシトシトよりもザァザァと言っていい程度の降り方をしてた。

今日の装備


おなじみのJARI。泥除けのアスガード、本当はシートステイの間を通したいんだけど、角度的に厳しいのでトップチューブ上の僅かな突き出しに無理やりつけている。

ここのところTPUチューブ運用を続けていて、今日も少しでもトラクションを稼ぐために手アゲージ読みで2barを少し切るくらいに下げてみたがパンクは無し。

スプロケに詰まった泥(巻き付いた草?)でチェーンが浮いて変速が怪しい程度には掃除してない。そろそろ一度ちゃんと洗おう。

雨のFxxkin’メガソーラー

府道を抜けた先をさらに登ると、関西最大規模のメガソーラー施設へと行き着く。



木々を切り倒されたハゲ山を覆う無機質な平面群は、見ようによっては水面のようだ。


山を下って冷えたところで、自販機に「博多水炊きスープ」なる見慣れぬブツを発見したのでポチり。

普通に美味しかったが、そこそこの量のお米が入っているのが謎。たぶん冷えたら飲めたもんじゃない味になりそうだ。

帰路

乗れない府道の山を下ってきれいな舗装の林道を抜けたあたりで、向かう方向が逆になるので京都に戻る一行に別れを告げてモリビトと二人で帰路につく。

いい感じにお腹も空いていたので、宇治のアーケード街(?)でバインミーを食べる。



豚の角煮入り。美味かった。

途中流れ橋が話に出たので、ちょうど帰る方向だったこともあり様子を見に行ってみた。


写真ではわかりにくいが、真ん中付近で見事に倒れて半壊している。

対岸には橋の横に沿うようにアスファルトの敷設工事が進められていたが、あの程度の敷設では一度の大雨で流されるんじゃなかろうか。

あとがき

てなわけで15時頃には無事帰宅。

雨の中のサイクリング、一人ならそもそも家から出ることもなかった。こうしてお誘い頂いてみんなでワイワイ濡れ鼠を楽しんで返ってくると、なんだか丸々一日得した気分。

いいサイクリングだった。

おしまい

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