【レビュー】Momentum 4 SE Copper -WH-1000XM3との比較など

レビュー
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Sennheiser Momentum 4 Wireless SE Copper

ブラックフライデーのセールにつられて、4年ぶりにノイズキャンセリングヘッドホンを新調しました。

ドイツはゼンハイザー社のMomentum 4、日本国内ではAmazon限定で発売されているSE(Special Edition?)のCopperタイプ。

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そろそろ普段遣い用に新しいやつ欲しいなーと思ってたところに、ちょうど狙ってた色が激安になってたら、そら買ってまうやろ…


ということで、到着後早速使ってみたのでファーストインプレッション。4年近く使ってきたSONYのWH-1000XM3が比較対象。

ざっくり最初に結論言うと、

・音質は良い。とても良い。特に低音の締まり。
・…が、10年前→5年前ほどの凄まじい進化はない。
・有線ヘッドホンとの差は、まだある。音をキメるのはまだ無理。
・「手に持ったら電源オン」の機能が神。

これまで使ってきたヘッドホンの変遷なんかも交えながらまとめてみます。

 

開封

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 外箱はめっちゃ簡素なやつで来た。別に購入時にしかお目にかからんのでなんでも良い。

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開けるとキャリングケース。ロゴも銅色なのはよいな。どうせ使わんけど。

あけるとこんな感じ。

 

付属品

  • ハードケース
  • USB Type Cケーブル
  • 3.5mmオーディオケーブル
  • 航空機アダプタ
  • マニュアル

 

外観

見た目は正直あんまり気にしてないけど、XM3も差し色は銅色だったから違和感なく馴染むかなと。

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ただ同じ銅色でも微妙に違いがあって、XM3のほうが光沢があって高級感ある。Momentumはちょっと野暮ったい。

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ロゴはええ感じに光沢あるのにどうして…

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内側。慣れればわかるから良いけど、イヤーパッドの中に左右書かれても見にくいんだよな…

 

薄いハウジングがGood

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正面から見た図。こうやって見るとそこそこ厚みがあるように見えるけど、

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左: XM3 右:Momentum4

こうして比べるとそこそこの差でMomentumが薄い。他のレビューとかを見ても最新のXM5よりも薄いそうなので、出っ張りが気になる人には嬉しい点かも。個人的には多少ボリュームあった方が馬面が緩和される気がするので別にデカくていい。

 

音質

とりあえず到着から一日聴いてみた感想。

低音が着実に進化してる

XM3と比べて一番違うのは低音の質。めちゃくちゃ良くなってて、ちゃんと「塊」感がある。

Bluetoothイヤホンの一番の鬼門がこの低音。
実はXM3の更に前に初めて使ったBTヘッドホン 2013年発売のSONYのMDR-1RBTってのがあってな。

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当時はこれでもかなり音の良いワイヤレスだったんだけど、まだノイズキャンセリング機能はついてなくて、同じMDR-1シリーズでも有線のR、ノイキャン(有線)のNC、無線のBTってな感じに別れてた。

で、低音に関して言えばこの1RBTは外で流し聞く程度ならギリギリ耐えられる程度のものって感じで、全体的にボワボワしていてかなり不自然なとっ散らかったものだった。ノイキャン機能もないし、今から考えればおもちゃみたいなもんだけど、それでも無線の便利さに負けて6年近く愛用してた。

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そして2019年、技術の進歩は凄まじくてXM3が出た頃には圧倒的なノイキャン性能と1RBT比で比べ物にならない音質。特に低音の締まり方や高音の伸びの改善が凄まじくて、普通に「聴ける」、ちゃんとしたヘッドホンが出てきたって感じだった。

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そして時は2023年、Momentum 4。(発売は2022年だけど)

XM3から比べると低音の質はより実体感があってエッジが効いてる。

MOMENTUMに比べればXM3は低音の余韻が変に膨らんだ感じが残ってて、それが中高音までマスキングしてしまっていた。

低音が締まったお陰で全体的な音のバランスも整って聞こえるし、特に男性ボーカルがよりはっきりして、ちゃんと芯を感じる音が出てる。

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ただ、音質向上の度合いで比べると、MDR-1RBT→WH-1000MX3のときみたいな誰が聴いても明らかに段違いな感じはなくて、とくにこだわりがない人ならXM3でも特段不満は無いかも。

細かい音質はこれから聴き込んでみないとわからんな。

 

有線ヘッドホンとの差

そしてなんぼ音質が良くなってきたとはいえ、やはり無線ヘッドホンの限界というか、ちゃんとした環境で鳴らした有線ヘッドホンの音にはまだまだほど遠い。

「音楽を楽しむ」ってレベルで言えば、MomentumもXM3も十分に及第点。

でもやっぱりちゃんとしたヘッドホンを有線でいいアンプに繋いで、ボリューム上げながら脳汁溢れさせていくような「音をキメる」体験は、このヘッドホンじゃ出来ない。

やっぱりあくまでも移動中や出先でそこそこいい音で聴くためのものであってそれ以上にはならない。

「持ったら電源オン」機能がめっちゃいい

正直今回音質よりも一番買い替えてよかったと思ったポイントがここ。

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こいつ、手に持ったら勝手に電源入ってペアリングまで済ませよる。これはめちゃくちゃ便利で感動した。

今までのXM3だったら、

頭にかける→電源ボタン3秒長押し→2秒でペアリング→再生

だったところが

頭にかける→再生

てな感じで毎度5秒くらいのロスをなくせる。

さらに頭から外して首にかけたら自動で音楽ストップするし、また頭に戻したら自動で再生スタート。今までは頭から外しても首元で流れ続けるから、まいどまいど首元に手を伸ばして音を止めてたけどその手間もいらない。

これになれるともうXM3には戻れない気がする。それくらい便利。

 

あとがき

ということで、4年ぶりに新調した普段遣い用のポータブルヘッドホンをざっくりファーストインプレ。これからヘビーユースしていくと思うので、音に対する感想なんかも変わってくるかも。

ワイヤレスヘッドホンも5年前くらいまでの飛躍的な進化に比べると、その成長度合いは緩やかになってきてはいる気がするから、次のブレイクスルーはどんな形で起こるかな…

少なくとも有線ヘッドホンを食うような、音をキメるヤバさはまだまだ無線には荷が重そうだなーと言うのが2023年現在の正直な感想です。


おしまい

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