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A-DEW / アデュー sono1 DROP (Disc Brake Customized)

とても小柄なオーナーさんがお乗りのディスクロード、実はこれ、26インチ車なんです。 

あまり聞き慣れないメーカーですが、2012年創業の日本製ブランドです。

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小柄な人でも楽しめる自転車というコンセプトで作られた sono1 基本は700cフレームですが、Sサイズは650c規格のロードバイクで、対応身長が148cm〜となっています。

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これはSサイズなのでもともとは650cの、しかもリムブレーキのロードバイクだったのですが、ご覧の通り今は26インチディスクロードに様変わり。これはヤバい自転車の香りがするぜ… ということで詳細を伺いました。 

 

リム→ディスクブレーキ改造 by macchi cycles

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まずは証拠写真。確かにブレーキキャリパーの取り付け痕が残っています。

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が、ご覧の通り今はしっかりディスクロード。両用のフレームなのかな…と思ったらそれどころじゃなかった。

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フロントフォーク 塗装のムラからも分かる通り、後付です。

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リアもドン。 ガッツリ後付です。

これはオーナーさんが【22台目】で紹介したmacci cyclesさんに特別にお願いしてディスク台座を溶接してもらったそう。

この自転車はパイプも頑丈なものを使っていたので、チェーンステーとシートステーをつなぐブリッジも必要なかったそうです。

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加工はそれだけではなく、エンド幅が130mmのところをディスク仕様のために135mmへと拡張。このパイプはセンターだけとればあとは力技でやっても大丈夫だけど、物によっては一度熱してからゆっくり広げる工程が必要なんだとか。

実は私のRALEIGHも欧州野宿ツーリング中にドイツの自転車屋で130→135mmに拡張して頑丈な36Hのリムを入れてもらった経験があります。こういう無茶がきくのもクロモリフレームならではですよね。

この日は試乗会でmacci cyclesの人が来ていたので一緒にお話を聞いていたのですが、この荒業はパイプの太さや厚さによってできる自転車とできない自転車があるみたい。(そりゃそうか…)

油圧ディスクブレーキ STI : SHIMANO 105 ST-R7025 

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ブレーキ周りは油圧ディスク。最新の105の油圧STIをアッセンブルされていました。

このST-R7025はその中でも特に小柄なライダー向けにショートリーチのモデル。

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横から見るとわかりやすい。確かにはっきりと近くなってます。

それだけではなくレバーの形状にも工夫が。

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レバーの外側への張り出しがおおきくなっていて、小さな手でも力をかけやすい構造に。

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これは私の持っている機械式油圧STI。 右がST-R9020、左がST-R685。確かにレバーの形状が違います。

 

握ってみた感じでは確かにレバーまでの距離と引きやすさは感じました。小柄な方にはとても嬉しいアップグレードだと思います。

 

ただやはり紐式やDi2と比べるとブラケット部の握りの太さがあるので、気になる人は気になるはず。これはもう構造上どうしようもないんでしょうね…

 

手組みホイール  - リム : ARAYA SD-600  ハブ : SHIMANO FH-M4050

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ARAYA Rims WEBカタログ

アラヤの26インチディスク専用リム。今どきこんなリム作ってくれるメーカーはアラヤくらいのもんじゃなかろうか…

 

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ハブはシマノALIVIOグレードのセンターロック式

この自転車の変速周りは11速の105。あれ?でもこのハブ、MTB系のコンポなのでロード用11速のスプロケはつかないんじゃ…

と思ったのですが実はこんな秘密がありました↓

スプロケット : SHIMANO CS-HG800 11-34T

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シマノの11速用11-34Tのスプロケット、単にワイドギアというだけではありません。

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実はこのスプロケット、他のロード用11速スプロケットとは異なり、1.85mmスペーサーを使用して11速のハブに取り付ける構造になっています。

少しややこしい話になりますが、もともと1.85mmスペーサーというのは11速用のフリーで10速スプロケを使うために使うもの。そのスペーサーが11速のスプロケットに付属するということは、このHG800 11-34Tに限っては従来の10速のホイールで11速が使用できるスプロケットということです。

「え?そんなことできるならそもそも最初っから出しとけよ!」って言いたいところですが、実はこれちゃんと理由があって、「ワイドギアだから付けられる」ってことなんですが、詳しい説明してくれてるブログがあったのでそちらでどうぞ。

 

あとがき

とても小柄なオーナーさんがが作り上げた自分仕様のオリジナルな一台。ディスク化してホイールサイズを換えて、とてもおもしろい自転車でした。

もしかして自分のRALEIGHなんかもディスクブレーキ化できたりしないだろうか…

クロモリロードのディスク化、ちょっと興味が湧いてきたぞ…(フラグ)

 

おしまい