後輩の誘いで初めてのフルサスMTBでダウンヒルを堪能した記録
リジッドMTBに乗り続けてきた自分が初めて70万のフルサスでトレイル下った感想は、
— やくも (@wartori621)
「地球走ってる気がしない」です🙃
重力と慣性どこいった?と宇宙猫みたいな顔で飛ばしてたら見事顔着で答え合わせ出来ました()
走破性が自分の「自転車」の概念からはみ出してて未だに脳が混乱してる😇 pic.twitter.com/sz3qbKNFHo
December 19, 2021
山城のとあるトレイルへ
集合は山城のとある峠に朝8:30。
今回声をかけてくれたのは自転車図鑑にも2度登場した大学の後輩、TKD。
なんと今回は本格的なトレイル用のMTBを持ってない自分のために、別の後輩の愛車を貸し出してくれることに。
「最強のエンデューロバイクあるんで楽しみにしといて下さい」
と言われて出てきたのは…

Santacruz Megatower
なんかやべぇのが来た…ゴクリこれは以前紹介したメロウなパナモリのオーナーで愛すべき後輩ナルナルの一台。
こんな高級品を貸してくれて感謝しかない。
本当にありがとう!!
MTBはあまり詳しくないけれど、これがタダもんじゃないことくらいはわかる。
どれどれ、カーボンフレームに前後160mmのサスにドロッパーシートポストに…

というのも、私が所有しているMTBはあろうことか前にも後ろにもサスペンションのないフルリジッド、日本最古のMTBたる アラヤ マディフォックス


でも最後にこいつでトレイルに行ったのはかれこれ4年も前の話…orz
つまりここ数年、サスペンションの付いた自転車にはろくに乗っていません。
はたしてこんな体たらくで無事走り切ることができるのか…
ライドインプレッション
何はともあれ走り出さなきゃ始まらない。見るからに手練れな面子に混じって屁っ放り腰でトレイルイン。

序盤は比較的なだらかな登山道。
当然、根っこもあれば岩もあるシングルトラック

でも、何も考えずに突っ込んでいる自分がいる。
基本的に「路面状況」という言葉で表現される程度の凹凸は、Megatowerの前ではおよそ何の障害にもならない。
というか、気にする必要すらない。ただ、走り抜けるだけ。
そしておまたせ激坂ゾーン。

直感が「無理」と言ってるし、動画を見てもずーっと
「無理!!!!」 「怖い怖い怖い!!!」
って叫びまくってる。

間違っても自分に基礎的なテクニックが備わっている、なんてことはない。
ピン付きフラペの食いつきが想像以上で足置くポジションすら定まらず、抜重も前後の重心移動すらできてない有様だ。
唯一武器があるとすれば第三帝国の砂利下りで揉まれて染み付いた「変にビビった方が危ない」という経験だけ。
もうぶっ飛んだら仕方ねえわ!くらいの気持ちで前を走るライダーを追うことに集中する。
すると、自分のイメージでは確実に頭から一回転してはるか前方にひっくり返ってるはずの斜面でも、どういうわけか下れてしまう。
なんだこれは…??
なんだこれは…?????
前後160mmのサスペンションが、どれだけ荒れた路面でも最後まで車体を路面に、身体を車体に留め置いてくれる。
感覚としてはもはやサスが効いてるというより「ちょっと浮いてる」に近い圧倒的な路面追従性能。



そんななか余裕でスイスイ下っていかれる皆さんに感服するばかり。
途中トレイルに落ちてる枝や倒木を退けたりしながら一本目は終了。
麓の幹線道まで降りてくると…

この日は豪華8人でのライドだったので、同時に6人が出走して残り2人は回収運転というローテーション。
トレイルの出口に待ち構えた車に積み込み再びスタートの山頂へ。
なにかとてもずるいことをしているみたいで一抹の居心地悪さを感じていたが、そんなことは2本目の出発と同時に吹き飛んでしまった。


この日は午前中だけの参加ということで、昼までに3本ぶっ通しで走らせてもらった。
その3本目の尾根筋で調子に乗って飛ばしていると、案の定轍を踏み外し顔面着地の大転倒をかますというオチまでつけて走り納め。

マジでフルフェイス渡しといて良かったです…
因みにご成約はいつ頃になるでしょうか? pic.twitter.com/CKhwZThq48
— TKD (@ryoshindenko)
December 19, 2021
TKDがフルフェイスのヘルメットを貸してくれていたおかげで大事な顎は守られた。
ヘルメット、大事。
あとがき
いやあ、本当にいい体験をさせてもらった。満足満足。
ほな…
買った?
— モリビト (@moribito666)
December 19, 2021
お買い上げありがとうございます!ありがとうございます!
— どんちゃん(山の人) (@don_chan_bot)
December 18, 2021
ご成約頂くまで諦めませんからね。
— TKD (@ryoshindenko)
楽しむ為にお誘いした訳ではないんですよ。
December 20, 2021
完全に外堀を埋められてしまった。
これはまずい。これはまずいよ…
おしまい
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