鯖街道から若狭湾をぐるっと回る100kmほどのグラベルサイクリング。奇しくも同日開催されたRapha Prestige Wakasaのコースを一部逆走した一日の記録。 


鯖街道の荒れたグラベルをゆく

朽木村から更に数キロ北上したあたりに車をデポ。ここがこの日の出発点。

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獣害防止の鉄柵ゲートを開けては閉めてを繰り返し、なだらかな谷間の集落を抜けていく

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澱みなく透き通る用水路が美しい。気温は22度前後で快適そのもの。ついこの間まで体温超えだったのになぁ…

 

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この日も相棒はJARI。ロックフィルダムをバックにいい佇まいだ。
山越えた先が市街地なので装備は最低限のフレームバッグのみ。担ぎがありそうなら短めのAPIDURA、無さげならWANDERLUSTで使い分けてる。

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ダム横の林道、始まりは舗装路。落石ごろつく静かな道のなんと居心地の良いことか。

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こんな程度で通行止めってんだから車は当てにならねェんだ

実はこのコースはモリビトさんから教えていただいたところ。なんと先月走られた際には電線?にぶら下がるクマと遭遇したとのことで、絶対熊鈴持っていこうと思ってたけどものの見事に忘れたのでやむ無く歌って虚勢を張る。

 

ダム湖岸が終わり、舗装も終わり、急な谷筋を登る。

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かなりの斜度と荒れ具合。こうこなくては。このところ北海道や山梨のお上品な良質グラベルばっかり走っていたので久しく忘れていたけれど、これぞ京都のグラベルって感じ。滋賀だけど。

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ぶっといタイヤで面制圧して下るのが一番楽なんだろうけど、38cのグラベルタイヤで僅かな隙間を縫い抜けるのもそれはそれで楽しい。経験上こういう場所はどんなに丁寧に行ってもパンクするときはするので、リム打ちもサイドカットも何するものぞと腹をくくって突っ込むくらいが丁度いい。どうせ散るなら楽しんでから散れ。


ちなみにここでグラサンを落としたことに下りきってから気付き、あらん限りの悪態をつきながらもう一度登り返した。 実は先の北海道ツーリング初日にも一つアイウェアをグラベルにお供えしてきてるので、2ヶ月で2ロストは痛すぎる。“OAKLEYを探す”アプリの開発はよせえ!!

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                                                          \\オカエリ!!//

 

一本目のグラベルを終えて美浜へ下り小浜方面へ。

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広い谷筋の僅かな傾斜が水平線の高さでわかる。つい先日IMAXでインターステラー観てきたところなので、色合い含めてミラーの星の大津波を思い出す。

 
大好きなシーン。インターステラーは良いぞ…

 

 

広域基幹林道若狭線でRapha Prestige と遭遇

三方五湖の南からこの日の2本目広域基幹林道若狭線へ。トンネル横の鉄柵を開けて、廃道と化した支線を登る。

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森に餐まれた人の道。不思議と胸がスッとする。

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切り通しも辛うじて舗装が見える程度。このまま行けばそう遠くないうちに山に還れるか。その頃にまた見に来よう。

 

尾根筋の基幹林道に出れば、よく踏み固められたイージーなグラベル。軽快に飛ばして行こうと思ったら、イカした身なりのサイクリストが次から次へとやってきた。薄々予想はしていたが、この日開催されていたラファ・プレステージ若狭のコースと被ったようだ。

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ロード主体のコース終盤にここ入れてくるとは、流石はプレステージ。Twitterで様子が伺えたのでもしかしてと思っていたら…

もしつむのチャンスだったけど、ちょうどグラベルと舗装が連続するいい感じの坂道だったので砂利の誘惑抗えずコンチワーだけ言って突っ切ってしまいました。またいずれどこかで。

 

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海を間近に見下ろす眺望が若狭基幹林道の真骨頂。メインの尾根筋から少し外れたところに穴場の展望スポットがたくさんあるので宝探し感覚で楽しめる。誰も来ないしこの展望を独り占めしながら大休憩。

森の匂いに包まれて愛車を携え海を眺める。じんわり頭が痺れてくるような、静かな恍惚の時間だった。

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小浜に降りた頃には日も暮れ始めてどんどん暗くなっていく。

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温いようで冷たいようで、海から山から揺れ動く秋の風が火照った体に心地良い。今日の道程を反芻しながら、鯖街道を朽木へ向けてゆるやかに登る20kmがこの日のウイニングラン。

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振り返る夕日をぼーっと見つめ、深呼吸して、暗い山へと漕ぎ出していく。ほんとうにいいサイクリングだった。

 

おしまい