【13台目④】EXTAR PROTON / エクタープロトン “Yakumo” 完成編

自転車図鑑

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EXTAR PROTON / エクタープロトン “Yakumo” 完成編

 

【13台目①】EXTAR PROTON / エクタープロトン / “Yakumo” (2018) フレームオーダー編

 

【13台目②】EXTAR PROTON / エクタープロトン / “Yakumo” フレームデザイン編

 

【13台目③】EXTAR PROTON / エクタープロトン / “Yakumo” フレーム鑑賞編

 

これまで三編に渡って書いてきた私の新たな相棒、EXTAR PROTON、ついに完成編です。

 

この記事ではいつもの自転車図鑑スタイルでパーツ構成をメインに紹介していきたいと思います。

 

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<追記>
悪友たちのエクタープロトン、こちらにまとめました


 

ヘッドパーツ : CHRIS KING NoThreadSet 1 1/8 inch SVブラック (Sotte Voce)

 

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ここは迷いなく王様投入。 カラーのSV(Sotte Voce)はイタリア語で「小声でささやくように」の意味。 その名の通りロゴの主張は小さく本体カラーと同色になっています。

 

変速系統 : SRAM RED eTap

 

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もはや説明不要の無線変速。

 

この写真でも一目瞭然ですが、とにかくシンプルです。シフトワイヤーがなくなることでここまでスッキリした見た目に。ヘッドのロゴをしっかり見せたかったので、ブレーキのアウターは敢えて短めにしています。

 

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シフターは小ぶりでとても持ちやすい。機械式油圧STIなんかと比べたら雲泥の差。ピボットの位置が高めなので手が小さな人でもブレーキングがしやすそう。リーチも4段階から選べて、私は二番目に狭い状態で使っています。

 

問題はシフティング。といってもシフト操作そのものは一度覚えてしまえば全く問題ありません。シマノのSTIと二台体制で乗り分けていますがうまく頭が切り替わるのか混同することもなし。シフトレバーも大きめでブラケットからも下ハンからも簡単に変速できます。

 

じゃあ何がというと、変速のスイッチです。 なんというか想像以上にスイッチスイッチしてるんですよね…

 

よくわからんって人は、この動画の音をよーく聞いてみてください。

 

 

 

 

 

 

ですよね。

 

なんというか、SRAMのコンポを形容する際に多用される「おもちゃっぽい」という言葉がぴったり。三ヶ島ペダルのベアリングなんかのアナログなエロいヌルヌル感の正反対、無味乾燥なスイッチです。大半の人は気にならないかもしれませんが私は結構抵抗がありました。こればかりは触ってみないとわからない。

 

 

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eTapのフロントディレイラーは直付け式。フレームはシンプルにしたくて台座を付けてないので、バンドアダプターで取り付けます。シマノからお手頃なのがあるんですが↓

 

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マットな黒でフレームと合わないし、何よりここにSHIMANOロゴが来るのがダサいと思ったので

 

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困ったときのサンエス頼み。DIXNAから出ていたこのバンドを使用しました。カラーもクリアブラックで違和感がありません。シマノ91世代FDに対応とありますが、eTapでも問題なく使用できています。

 

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シフティングの感触には難ありでしたが、肝心の変速性能は非常に気持ちよくスパスパ決まってくれます。クランクもチェーンもスプロケもシマノで問題なし。

 

それとディレイラー本体がシルバーなのも地味にポイントが高い。銀色コンポってもはや絶滅危惧種。

 

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地味な欠点としては、プレートの位置が絶妙に邪魔でテンションプーリーの掃除がしにくい。

 

ハンドルバー : OnebyEsu ジェイカーボン グランモンローSL

 

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今回揃えたパーツ群の中で最も感動した一品。届いたその日に握ってみた瞬間ビビッときた。

 

 

 


あまりにも気に入ってもう一本買ったので詳しくレビューしました。



 

 

Twitterでの反響も大きくて、みんな気になってたみたい。

 

ステム : OnebyEsu スージーステム 110mm

 

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ハンドルは低めが好きなので、スージーステムを選択。ステム長はジオメトリ考える段階から110mm前提で考えていましたが、ハンドルのグランモンローがショートリーチなのでもうちょっと長めにしても良いのかもしれない。

 
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シートポスト : OnebyEsu カーボンムンク VDS

 

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シートポストもワンバイエス。 あえて後ろからパシャリ。真ん中に穴が開いてるんですが、どういう形してるのかというと…

 

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Main
 

こういうことです。

 

VDSっていう振動吸収機構搭載のスゴイヤツ。でも効果の程はまだこいつしか使ってないからわからない。ぶっちゃけネタ枠。

 

結果的にハンドル、ステム、シートポストはすべてワンバイエスに揃いました。

 

 

クランク : SHIMANO DURA-ACE FC-R9100 172.5mm 50-34T

 

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クランクに焦点合ってないのはご愛嬌。DURA-ACEを選んだ理由はカラー、黒いから。

 

R9100のデュラエースはそれまでのシルバーから打って変わって黒を基調としたデザインに変更されました。それまでのFC-9000とかも単体では好きだったけど、このフレームにはやっぱりこいつじゃないと締まらなかった。

 

 

ブレーキ : SHIMANO DURA-ACE BR-R9100

 

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こちらも黒のデュラエース。見た目の統一感、制動力ともにパーフェクト。ディスクロードDEFYからの乗り換えですが、ドライ時の制動力は全く遜色ありません。

 

雨天時は流石に怖いと思うけど、そもそも雨ならDEFYに乗るし問題ない。晴れの日専用機として活躍してもらいます。

 

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ところでこの後ろ姿、長いシートステーの凛とした佇まいがめちゃくちゃカッコよくないですか。長めのシートチューブと真っ直ぐなシートステーの直線が引き締まってて良い。MY BIKES

 

ホイール : FULCRUM RACING ZERO C17

 
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ホイール選びの優先度は上から順に
 

 
    1. 銀色リム!(見た目)
 
    1. 快適性より反応性重視(フレームと同じ方向性)
 
    1. なるべく軽め(ローハイトリムでOK)
 

 
 
性能的にはレーゼロカーボンなんかともかなり迷ったんだけど、どうしても銀輪にこだわりたかった。
 
レーゼロは「硬い」というはっきりしたキャラクターのあるホイールなので、反応性を重視したフレームのコンセプトとも合うし、最初の一本としてはある程度極端な個性があったほうがその後のホイール選ぶ際の方向性も決めやすいとおもったので。
 
「ロングライドに向かない」「後半脚が売り切れる」ってのがレーゼロのレビューでよく見かける言葉ですが、ワイドリム化と25cタイヤのエアボリュームで乗り心地は担保されるし、脚への負担は乗り方が全てだと思ってるので大して気にしませんでした。
 
 
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で、実際どうだったかというと、いまのところネガティブな要素はゼロ。270kmのデスライドビワイチでも不快感はなくて、踏めば踏むほどグイグイ進むいいホイールという印象です。DEFYで使用していたキシリウムプロディスクやレーシングクアトロカーボンDBなんかと比べるとたしかに硬いかな。ダンシング時のキビキビした感じはかなり特徴的です。
 

クリンチャー専用なので、今後チューブレス化したくなったらキシエリUSTかオープンプロUSTの手組みホイールあたりの導入を考えます。



<追記> ↑チューブレス化にあたってホイールを交換しました。やっぱり硬すぎた…

 

 
 

スプロケット : SHIMANO CS-R8000(改) 12-28T

 

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わたしにとってロードバイクでのスプロケは12-28Tが最適解。よくある11-28Tじゃだめな理由は何かと言うと↓
 
ロードバイク ギア比 速度計算ツール roadbike gear and speed tool
 

 
赤く囲んだところに注目。私がのんびり走るときの85rpm前後のケイデンスだと、平地巡航で一番欲しいギア比が16Tということになるんですが、それがすっぱり抜け落ちてしまいます。
 
 
これを12-28Tにすると
 

 
ロードバイク ギア比 速度計算ツール roadbike gear and speed tool
 

 
完璧だ。
 
でもこの12-28Tのスプロケってシマノだとデュラエースしかラインナップされてないんですよね。そしてお値段は圧巻の2万超え。
 
 
なのでここは賢くアルテのスプロケとスモールパーツで12-28Tを作っちゃおう、ということです
 

純正の12-28Tとの違いは17t⇔19t間で僅かにチェーンが浮くということですが、それ以外ではeTapの変速でも問題なくスパスパ決まってくれています。

 

 

あとがき

 

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ということで、現状のパーツ構成はこんな感じ。

 

コンポーネントの一つ一つを、調べて迷って探して選んで集めて組む。とても楽しい経験でした。

 

でも、ここに挙げたのはあくまでカタログスペックのようなもの。実際に乗っていく中でのこだわりはもっと細部にあったりしますが、長くなるのでまたいずれ。

 

 

ひとまず私のエクタープロトン、これにて完成お披露目です。

 

 

おしまい

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