MULLER / ミューラー MTi64
MULLER、名前は聞いたことあっててっきりドイツとかそのへんのブランドだと思ってましたが、実国産のメーカー。マンガンモリブデン鋼やステンレス、そしてチタンとハイエンドなスチールバイクを作ってます。【メーカーHP】→http://mullerjapan.com/
このMTi64はその中でも「チタン」フレームのフラグシップ機。チタンバイクの実物を見るのは初めてだ。
フレームセットで ¥514,000 ^ ^
フレーム : 6AL-4Vチタン / フォーク : 3AL-2.5Vチタン
持ったとき最初に感じたのはパイプ径の太さと、それに反比例した軽さ。オーバーサイズのクロモリフレームより、更に二回りくらい太い。それでもフレーム重量は1300g台。クロモリのエクタープロトンより500g以上軽い。
MTi は Muller Titanium かな
ヘッドチューブはテーパード
ヘッドバッジは大人しめに。
フォークもチタンですが、3AL-2.5Vチタンという、フレームよりしなやかなチタンを使っているそうです。内側に光るロゴが奥ゆかしい。
フロントエンドの厚みはチタンならではで新鮮。
シートステーはベンドされていて、溜めのある乗り心地にもかなり影響してるように感じた。
クランク : ROTOR 3D CRANKS / Q-RINGS 53-39
これも初体験の楕円チェーンリング。 でも試乗車にこれつけられると乗り心地の判断が難しいんよな…
穴だらけなのは取り付け位置の自由度を上げるためか、なるほど。
ホイール : ICARO ICR-5555c
MULLERのオリジナルホイール ICAROのディープリムホイール。
翼デザインのカーボンリム
…いやちょっとまて、イカロスの翼って確か熱で蝋が溶けて…あっ…(察し
フレーム色が淡いチタンカラーなのでワンポイントの存在感マシマシ
フロントディレイラー : SHIMANO FD-R9100 / クランプ : TOKEN ARSENAL 34.9mm
91世代のFDははじめて触ったけど、めちゃくちゃ変速軽かった。楕円リングでも変速しっかり決まってました。ノーマルならもっとスムーズなはず。
このクランプは見たこと無かった。カーボンは模様だと思うけど、現行のラインナップにはない謎のパーツ。
ステム : DEDA SUPERZERO
デダの逆三角形のステム。はじめは分からなかったけど、試乗場所まで押し歩くときに片手でステムを持ったら違和感あって気がついた。
あまり考えたことなかったけど、自転車押し歩くときって大抵ここ持つよね…?
ロードバイク(ドロップハンドル車)を押し歩くときにどこを持つ?
— やくも (@wartori621) December 2, 2018
その他あればコメントでどぞ
気になったので聞いてみたところやはりステム片手持ちが大多数。「持ちやすさ」って地味だけど、確実に効いてくるポイントじゃなかろうか。
試乗インプレ
試乗してみると、すっごく独特な乗り味。踏み込んだときにはっきりとした溜めがあって感覚的には半テンポ遅れて「ぐい〜ん」と進む。ってことはどっかにエネルギー逃げてるはずなんだけど、なぜか普通に速い。あれれ?なんじゃこれ? って感想。とにかく乗り心地がめっちゃ良くて、速い。
…が、これよく考えたらそのまま楕円リングの影響じゃね?と思ったり。試乗車に楕円チェーンリングはやめてくれー
おしまい
自転車図鑑もいつのまにか60台を超えました。
やくもの自転車図鑑
ロード・MTB・実用車など車種を問わず、出会ったサイクリストに突撃取材して語ってもらった素敵な愛車たちを集めました。のんびり更新中。
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