【シクロクロス】RIDLEY / リドレー X-FIRE 【45台目】

自転車図鑑
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RIDLEY X-FIRE (2014)

owned by – ライ麦@mine_moriaki

グラベル第三帝国の勃興よりもはるか昔から、早朝の京都北山トレイルを中心に活動を続ける自転車集団があります。その名も『京都MTB朝ライド』。出勤前の朝6時から京のトレイルを駆け抜ける筋金入りの自転車好きたちの首謀者にしてクラブの大先輩であるライ麦@mine_moriakiさんの一台です。

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“朝6”オリジナルステッカー。他にも紫を基調としたオリジナルジャージなどを作成されています。京都のMTB界隈でこいつを知らなきゃモグリだぜ。

フレーム

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愛車のマディフォックス然り、個人的にこの黒と黄色のカラーリングがめちゃくちゃ好きなんですよね… カラーリングもグラフィックもカッコ良すぎる。
数年前から何度かOBランでお会いするたび見惚れてました。

2014年といえばシクロクロスにディスクブレーキが浸透してきて間もない頃。ポストマウントにQRという当時のスタンダードです。

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flandrien とは20世紀初頭フランダース地方で活躍した屈強な競輪選手たちの愛称。今日でもタフなサイクリストを指す言葉として使われるそう


Today a Flandrien is a cyclist with an unprecedented attack instinct. A cyclist who rides through all weathertypes, never hangs his head (and preferably also wins the race). Are you a Flandrien?

Sure he is.

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軽量なカーボンフレーム。ジオメトリもBBドロップが57mmと最近のバイクから比べるとかなり攻めた設計。

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チェーンステーの保護にはバーテープを。本領のMTBだけでなくシクロクロスの大会等にも参加されているそうです。まだ自分がクラブ現役時代、初めてのOBランで同じ班で走らせてもらったのですが(その時はレフティフォークのMTBに乗られていた記憶)、当時まだ自転車は旅の道具という認識しかなかった自分にとって未舗装の林道で木々を飛び越えながら走られてる姿に衝撃を受けたのをはっきり覚えています。

サドル : ハンドメイドレザーサドル

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お知り合いの方が作成されたというハンドメイドのレザーサドル。細身のルックスが洒落てる。

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よく見るとサドルレールが特殊な規格。モノリンクの一種?

ブレーキ : Avid BB7 S ROAD

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メカニカルディスクといえばこれかTRP SPYREの双璧って感じがある。 グラベル第三帝国の面々といい、ドロップハンドルに限ればもう自分の中で「”乗れる”人ほど機械式」というイメージが定着してきた。実際ほんとに上手い人って下りでもブレーキに頼らないんですよね。ロード用なのでワイヤーの取り付け位置が近く少ない引き代で制動可能。

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ペダル : SHIMANO PD-M747

IMG 5123シマノのSPDペダルのかなり初期のモデル。最初がM747なので、2代目になるのでしょうか。乱立しては消えていくMTBの規格戦争において、かれこれ30年近く足元を固めるまさにレジェンド。最新モデルと比べるとビンディング部の+ネジやシャフトの太さが特徴的。ドロ抜けとか考えてなさそうな無骨なデザインが◎。長きにわたる過酷なライドを経て未だに現役の耐久力たるや。

MTBペダルの歴史がわかる良記事↑

ホイール : SHIMANO XT WH-M785 / タイヤ : MAXXIS MUD WRESTLER 33c

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シマノの一世代前のXTホイール。リアのクイックがMAVICなのはフレームとのカラーリングを考えてのことでしょうか。

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合わせるのはあからさま泥に強そうなネーミングのシクロタイヤ。
33mm幅はシクロクロス規定の上限。最近のグラベルバイクは上限47cとか平気で入るのでそれから比べると心もとないタイヤ幅ですが、泥砂利問わずエッジを効かせてかっ飛ばすシクロクロスの楽しさも一度は体験してみたい。

あとがき

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仕事も家庭もある中で、朝ライドやCXレースだけでなく毎年のOBランの企画運営も主導してくださっているライ麦さん。思えば私が初めて出会った「自転車で山を楽しむ大人」でした。学生の頃から憧れの大先輩でしたが、自分も就職し子供も生まれた今改めてその凄さに気付かされます。

来年のOBランもよろしくおねがいします!

おしまい




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