SHIMANO ULTEGRA WH-R8170
遂にカーボンリムが採用された新R81系のアルテグラホイール。株式会社フカヤさんお貸しいただいたDAVOS D-309にアッセンブルされていたもの。
ネオスポルティーフとして38cのグラベルタイヤを合わせての使用なのでロードレーサー的な観点は皆無ですが、まだあまりインプレも無いみたいなのでとりあえず現物を見てわかったことや気づいたことなんかをざっと紹介していきます。
スペック
まずは基本的なところからスペック
価格:前後セット ¥157,300
リム:カーボン(DURA-ACE R9170と同じ)
リムハイト:36mm
カタログ重量:前657g / 後831g =前後 1,488g
スポーク数:前24/後24
リムサイズ:外28mm/内21mm
推奨タイヤ幅:25~32mm
リムタイプ:チューブレス
ローター:センターロック
対応カセット: 11/12s
確か前モデルまではWH-RS81とかいうアルミにカーボンラミネートしたよくわからないホイールがあった気がするけど、今回はアルテグラグレードにまでちゃんとしたカーボンリムが降りてきた。
実測重量
実測重量(リムテープ込み)
前:667g / 後837g = 前後 1,504g
外観
36mm、ミドルハイトという扱いになるのかな?
38cのグラベルタイヤをはかすとそれほどリム高な感じは出ない。
リム
ロゴはデカールではなくエンボス加工。
薄い色合いで遠目にはほとんどわからない。
バルブ近くには水抜きのためかリムに穴が。
しっかり貫通してます。
リムテープ装着済み。
軽く押すとニップル穴の凹みがわかったので、MAVICのようなホールレスリムでは無さそう。
個人的にはリムテープはすぐズレたり劣化したりするから、チューブレス化するなら極力ホールレスのリムを選びたいんだよなぁ…
フリーは11速 / 12速 互換性あり
アルテグラホイールのフリーは従来と同様なので11速のカセットとも互換性あり。
一方R9200系デュラエースのホイールは12速専用のハブになっているそうなので、ホイールだけ新調するなら現状アルテグラ一択かな。
インプレ
使う自転車も違う上に合わせるタイヤが38cのグラベルタイヤなので、ロード的な走行性能は全くわからないが36mmのリムハイト+重いタイヤのわりには踏み出しが軽い、気がする。
24本のエアロスポークが38cのタイヤの影でどんな仕事をしているのかを知る術はない。
一方でグラベルやトレイルも普通に突っ込んでいるけど、全く問題なし。
タイヤは最低2.3気圧ほどまで下げて乗ってみたが、ビードが外れたりリム打ちしたりということもなかった。
そもそもこのホイールは未舗装路の走行は想定しているのだろうか。
思えば今まで数多くのリムの散り様を見てきたが、カーボンリムは見たことが無いな…
私物だったら南無三逝ってもネタになるけど、大事な借り物なので空気圧はちょっと高めで楽しく乗らせてもらおうと思います。
<以下追記>
グラベルも走れる、というか実績解除
38cのチューブドタイヤに2.5気圧ほどでリム打ちは無し。
アルミリムはぼこすか凹むし曲がるけど、同行した有識者いわく「カーボンに凹むという概念はない」
ある一定の強度までは無傷で跳ね返し、限界を超えた瞬間にブチ割れる。
おそらくほとんどの人はアルミリムを曲げたことすら無いはずなので大丈夫でしょ、知らんけど。
なによりホイールの軽さは道のオン・オフを問わず登りでかなり活きてくるのは間違いないので、未舗装の下りでエア限界まで下げてゴン攻めしたいというこちら側の人間でなければ、グラベル用途でも全く問題ないと思います。
チューブレス化のビードの上げやすさについて
これも同行した有識者からの情報ですが、様々なメーカーのロード用チューブレスタイヤを装着してみたところ、「普通に上げやすかった」そうです。おしまい
コメント