ネオスポルティーフがやってきた

先日、こんな記事を書きました。

Twitterでもそこそこ反響をいただき、書いた甲斐があったなぁと喜んでいたところ、一通のダイレクトメールが。
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…???
...?!?...!!!!


最初送り主を見たときは絶対お怒りのメールだと思ってたので、意味を理解するまでに時間がかかった。

「買ってもないのに勝手にエアインプレ書いたら開発者から直々にDMで褒められた」

なにがなにやら…なにがなにやら…  

狐につままれたような気持ちのまま、気がつけば巨大な箱が自宅にドーン!! IMG 1674
ひえぇぇ…   IMG 3042
かっけぇえええ!!  

ということで株式会社フカヤさまよりしばらくの間お借りすることになった DAVOS D-309 "ネオスポルティーフ”、実際の使用感や細かなインプレは今後乗り倒してからに置いといて、ひとまずいつもの自転車図鑑の形式でその全貌をご紹介したいと思います。

スペック

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今回お借りしたのは展示会やメディア用に組まれたテストバイクのM(520)サイズ。
なんと最新(R8100)の電動アルテグラをアッセンブルした状態でお貸しいただけました。

実測重量は手持ちのXTRペダルを付けた状態で8.7kg。

38cのグラベルタイヤ履かせた自転車としては圧巻の軽さ。

こんな最新コンポの自転車を好きに乗り倒せるなんて夢みたいだ…

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フレームセット

このD-309はフレームセットでの販売。 

かっこいい箱に入ってお届けされます。

フレーム・フォークに加えてなんとカーボンステムとシートポストまで着いてくる。

これで18万円はおかしいって…

 

では細部を見ていきましょう。

 

フレーム

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前三角は大きく、後ろ三角は小さめ。

フレームカラーは “Forest Dawn Grey”。
光の当たり方によってベースのグレーに青や緑が薄く乗る落ち着いた色合い。

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エンブレムはシートチューブに。

「DAVOS」はスイスの東の基礎自治体。昔、すぐそばを走ってるはず。また行きたいなぁ…
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アクセントのステッカーには等高線が。どこの山だろうか。

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ヘッドチューブは安定のテーパード

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カーボンフレーム特有のゴツいBB周り。

ちょっとわかりにくいけど紐変速用のケーブル出口と、チェーンステの結合部にはフェンダー用のダボも。細部まで抜かりなしです。

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そして目ざとい方ならすぐに気がつくところ、安心のネジ切りBB 68mm仕様です。

剛性だけで言えば圧入にして目一杯フレームを太くするのが正しいのかもしれませんが、多少の剛性増と整備性・信頼性の高さとを天秤にかけたときに大半のユーザーのニーズは後者に傾くはず。

実際自分もDEFYの圧入BBには何度も煮え湯を飲まされているので、ネジ切りBBはかなり優先度の高い部分。


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チェーンステーはかなり太め。

2021 Fuji JARI CARBON 13 Black rearfeqw

先の記事で比較したFUJI JARI カーボンと比べると明らかに逞しい作りになっています。このあたりはコンセプト通り、未舗装路での振動吸収よりもロードライクな推進力を狙ってのことでしょうか。


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シートチューブをえぐってクリアランスを確保。 700cでも50mmのタイヤが履けるそう。

 

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38cのグラベルランナーでクリアランスはこの程度。

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まだまだ余裕はあるけど、タイヤ幅はこの程度であとは泥除け用のクリアランスに残しておくくらいがネオスポルティーフのコンセプトに合う

 

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BB下にもダボ穴。しっかり底部に寄せた配置になっているのが有り難い。

JARIは位置が高すぎて普通に使うとツールボトルと前タイヤが干渉してしまうので…


 

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トップチューブ用のダボも完備。

 

フォーク

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当然カーボン。実測重量460g。

サイドにそれぞれ3つのダボと、よく見ると内側にもフェンダー用のダボが一つずつ。

一方スルーアクスル付近にはダボが無いところを見ると、フロントキャリアでの本格的な前荷重が想定はされていない様子。

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色合いはなめらかだけど、よく見ると肩肘張った精悍なガタイ。

 

カーボンステム

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付属する専用ステムまでしっかりカーボン製

この特殊な形状、なにか仕掛けがありそうですが…

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この通り、内装式コラムに対応した特殊なもの。

DAVOSのこれまでのイメージや、ネジ切りBBの採用といった冗長性の高さとは一見相反する部分なきもするけれど、シクロワイアードの記事でも

特にケーブルの内装式については、開発時に採用の可否について熟慮を重ね、採用という決断をしたという。

https://www.cyclowired.jp/news/node/356363

とのこと。

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たしかにこのスッキリした見た目は内装ならでは。ハンドルバーバッグとの相性も良さそうです。

整備性がちょっと不安だけど、油圧STI使うなら大半の人が店に投げるから問題ないのかもしれない。

 

シートポスト

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純正で付属するシートポスト、これまたカーボン。

ステムとシートポストだけでもそれなりに良いお値段しそうなのに、ほんまに18万で売ってええのか…と心配になってしまう。

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27.2mmで、固定はごく一般的なクランプ。

シートポスト裏側にはメモリが刻まれています。

 

コンポーネント

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フレームセットで販売されるD-309、人によっていろんな組み方を楽しめる懐の深い一台なのであくまで一例ではあるけれど、テストバイクとしてメーカー側のコンセプトが出てるアッセンブルだと思うのでざっと紹介しておきます。

 

タイヤ : DAVOS GRAVEL RUNNER 38c

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700cホイールに合わせるタイヤは、DAVOSからPanaracerとのコラボでリリースされた GRAVEL RUNNER 38c。

名作と名高い26インチ MTBタイヤ、”ロードランナー”のを現代に復刻させたモデルとして注目が集まっています。

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センターリッジが一直線な独特のパターン。

このタイヤについてはもう少し乗り込んでから後日個別にレビューするつもり。

メインコンポ : SHIMANO ULTEGURA R8170

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昨年発表されたばかりの最新型電動Di2コンポ、シマノのアルテグラ R8170。 

12速になったことについては、正直最初乗って帰ってくるまで思い出しもしなかった。

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そんなことよりこのDi2の変速性能や操作性の高さが凄まじすぎるんだけど、それもまたいずれ別記事で。

 

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「ネオスポルティーフ」のコンセプト通り、オンロード重視のアッセンブルでギアは前50-34に後ろ11-34。インナーローでギア比1.0は安心感ある。

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ロード指向はローターチョイスにも。前160mm、後140mm。

まだ本格的な山を下ってはいないけど、DEFYでは前後とも140mmなので全く問題ないと思います。

グラベルの下りでどんな挙動になるのかは今後要検証。

 

ホイール : WH-R8170-C36

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遂にカーボンリム化したアルテグラホイール。

重量1400g台のカーボンホイールに38cのタイヤ。贅沢すぎる。

正直何もかもが違いすぎてホイール単体のインプレができる気がしないけど、雑に一言だけ言っておくなら、頭に「?」浮かぶ程度には速いです。そんな気がします。

 

あとがき

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ということでまずは第一報として外観・スペック重視の自転車図鑑でまとめさせてもらいました。

この一週間、通勤や近場のグラベル&トレイルコースを走ったりすでに100kmくらいは乗りましたが、まだ「めっちゃ良い」意外の言葉の整理がついてない…

来週には本格的なライドへ出れると思うので、細かいインプレや使用感などは今後また記事にしていきたいと思います。

 

つづく