寒い冬、厚手のグローブを使い出すと決まってハマる罠があります。

それはこれ↓、STIのシフトレバー空打ち現象。

 

先日Twitterで呟いたところ、グリスの固着による不具合と思われた複数の方からアドバイスを頂きました。

 

実際古くなったSTIでは固着したグリスによってラチェットが噛み合わず空打ちが発生することがあります。

 

この動画がわかりやすく解説してくれていおすすめ。

 

が、それ以前にたとえ新品でもある条件を満たすと空打ちしてしまう構造上の仕様を御存知ない方も多いようだったので記事にしてみます。

自分も使い始めた頃は絶対不良品だと思ってました()

 

空打ちは構造上の仕様

この空打ちが起こる仕組みは実に単純で、要するにシフトアップ操作の際にブレーキレバーを誤って一緒に動かすとシフトレバーの「掛かり」が抜けてしまうという現象です。

よくわからない人は動画で観てもらうのが一番だと思う↓

 

これは整備不良や故障ではなく、ブレーキレバーでのシフトダウン操作時に追随するシフトレバーのラチェットリリース機能をオフにしておくための、いわば構造的な仕様です。

 

冬用グローブでの誤操作

理屈はわかるし、夏場や薄手のグローブで済む春秋なら一切問題ないのですが、問題は冬。

気温が5度を下回ってくると防寒性能の高い厚手のグローブが必須なんですが、当然生地の厚みの分だけシフト操作を行う指が太くなります。

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シフトアップを行う指先の太さを示すための画像であって他意は無いです。

 

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この厚みのせいで内側のシフトレバーを操作するつもりが意図せずブレーキレバーにかかり、結果的に同時押しによる空打ちが起きてしまいます。

 

特にダンシングでこれからぐぐっとスピードを上げたい!というタイミングでスカッと拍子抜けしてしまうことも多々。

自分は通勤やロングライドがメインなので実害は無いけど、冬トレでセグメントの記録狙って一秒を争う人にとっては手痛いミスになるはず。

 

今後の改善は無理…?

誤操作が原因といってしまえばそれまでなんだけど、個人的には「わかっていたら防げる」というより「気をつけていてもやってしまう」レベルの煩わしさがあるので、なんとか構造を見直して改善してほしいところ。

でもシマノも当然把握してるだろうし「できるならとっくにやっとるわい」案件な気もする。

 レース機材としてはそれが正解なんだろうなぁ…

 

そもそも新型デュラエースのR9200シリーズからは紐式STIが消滅したので、紐式STIの進化はここで頭打ちになってしまうのか。

 

ちょっとわからんでもない

 

 

おしまい