ミノウラ SC-100 スライドケージ

ミノウラから発売されているちょっと特殊なボトルケージ。一見普通のボトルケージに見えるけど、よく見ると土台の取り付け穴の数が多い。
通常のボトルケージは取り付け位置が一箇所に決まっているけど、これは上下30mmずつオフセット(スライド)させて取り付けることができるというスグレモノ。

前三角のショバ争いが繰り広げられるツーリング時には、ボトル(ケージ)の取り付け位置一つで積める装備量が大きく変わってくる。
ダウンチューブ上のボトルは1Lの特大サイズだから仕方ないにしても、シートチューブのボトルはフレームバッグと干渉してしまっているし、ダウンチューブ下のツールケースは前タイヤギリギリで荒れ地ではたまに擦るという無理やり具合。
単純にケージの穴の位置を下げればいいだけのものなのに、どういうわけかこれ以前で手に入ったのはWOLF TOOTHとKING CAGEがコラボした『モースケージ』くらい。

そんな中登場したのが、このミノウラのSC-100 スライドケージ。
モースケージ以上のオフセット量を持ちながら、お値段は三分の一以下。ありがてぇ。


質感はそれなり。取り付け穴を除けば同社の定番デュラケージと同じです。
モースケージとの比較

仕上げの質感はモースケージに劣るけど、スライドケージの方がさらに取り付け位置の調整幅が広がっているのがわかる。
取り付け例 : モースケージ


標準的なボトルケージにくらべるとかなりオフセットされているけれど、それでもツールボトルと前タイヤとのクリアランスはカツカツ。このタイヤは32cなので、40cだと間違いなく擦る。
取り付け例:スライドケージ


これだけクリアランスが有れば40cで悪路走行の振動があってもタイヤと干渉することはないので安心。たったこれだけのことだけど、積載量や車重バランスに大きく影響してくるので侮れない。

縁の下の力持ちとして頑張ってもらいます。
[2021/06/04 追記]


[2024/06/04 追記]
その後いくつか買い足して使っていたけれど、この度また割れを発見。場所も前回とほぼ同じなので、構造的にここが弱いんだろう。

とはいえこのお値段で数年しばき倒してのことなので、特に不満はない。また同じものを買うと思う。
ダボ穴の位置、高くない?
これはJARIの(というか多くのマスプロフレームの)不満点のひとつなんだけど、そもそもの問題としてダボ穴の位置が高すぎるんよ。
BB上に三角スペースが余ってるんだから、もうちょっと下げてくれてもいいのに…と思ってしまいます。
走行時のボトルの取り出しやすさやFDつけたときのバンド位置との兼ね合いもあるんだろうけど、「アドベンチャー」ロードというコンセプトならここは積載量を優先してほしいところ。

その点GIANTのDEFYなんかは素晴らしくて、はじめからカツカツまでダボ穴位置を下げてくれているので小さな前三角のスペースにほとんど無駄がない。
自転車選びの際にダボ穴位置まで気を配ることは少ないかもしれないけれど、特にツーリング車ではこの僅かな差で装備量が大きく左右されるので、少しこだわってみても良いかもしれません。
おしまい
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