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東叡 ランドナー (年式不明)
先日、奥伊吹から徳山ダムとその奥の冠山林道をサイクリングに行ってきました。
冠山林道最高峰の高倉峠を越え、洗い越しだらけの峠道を下っていると、道路脇の滝でおじさんがひとり休憩中。
そもそも車は通行不可でほとんど人もいないのでお互いびっくり。
見れば素敵な自転車にお乗りだったのでアーカイブさせてもらうことに。
なんてったって東叡ですよ、TOEI。
ランドナーといえば丸石エンペラーか東叡か、といっても過言ではないでしょう。
若いわたしでも知ってる、ツーリング車界のレジェンドです。
ホームページの素っ気なさもまたいい。
この自転車はオーナーさんが高校生の頃にオーダーしたそう。
普段はあまり乗らないけど、旅は今でも自転車なのだとか。素敵。
ドライブ周り。5速のトリプル。やっべえ、全然わかんねえ。
ただ美しいということだけはわかる。
SunTour Cyclone(サンツアー サイクロン)
んん…?これどういう構造だろう、ワイヤーが左から入ってロゴのカバーの裏を通って右から出てる。あとよく見るとロゴの下の調整ネジ右側がない。
このサイクロンについてはこちらのブログが詳しい↓
失墜のサンツアーサイクロン – 旅からす 日本をもっと楽しもう! – Yahoo!ブログ
フロントディレイラーは フランスのメーカーHuret(ユーレー)
SUGINO PRO DYNAMIC (スギノ プロダイナミック)
よく見るとスギノのロゴが見える。 モンキーレンチそのままくっつけたみたい…とか行ったら方々から本物投げられそうだ
いずれもシマノが覇権を握る前、群雄割拠の時代の忘れ形見のようなパーツ群
こっちの沼も深そうなので、あまり前のめりでは覗けない
荷物はフロントメインの配置。
自分は基本リアに積むタイプなので、フロントは未経験。でもこういう荒れた林道では加重の前後バランス考えたら前を重くする方が理に適ってるのかも。
そしてこのテントはモンベルのムーンライトの初期型かな?
パニアもモンベル製のドライサイドバッグ20
小さめのハンドルバーバッグも使いこなされている。
ハンドルバーはシャロー、いわゆる丸ハン。
ツーリング車の落ち着いた雰囲気に一役も二役も買ってる優しいフォルム。
BROOKS B17
サドルは安定のブルックス これはフレームに比べると新しめかな?
それでもしっかり型がついてきています。
タイヤはパナレーサーの「耐摩耗」!
なるほど、見るからに強そうだ。
Made in Japanって書いてるのに大陸の空気を感じるのはフォントのせいだろうか。
普段は乗らない。年に数回の自転車旅。それだけの出番のために、毎回きれいに掃除してメンテして大事に大事に数十年。
そういう自転車との付き合いも素敵ですね。
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