SPD、グリス切れ。
SPDペダルのグリスが切れました。というか、切れてました。わぁ、回転なめらか!…じゃないのよ。
完全にグリス切れです。
使用しているペダルは絶大な信頼を寄せているシマノのXTRグレードPD-M980とPD-M9000。 グラベルバイクとロードバイクでそれぞれ愛用しています。
一世代違うけど、モノはほぼ同じ。両方ともいい感じにカラッカラの高速回転を披露していたので、この際まとめてグリスアップすることに。
簡単グリスアップ
用意するものは17mmのレンチ…が無いのでデカ目のモンキーレンチで代用。ペダルを固定するバイスもあればなお整備性があがりますが、これまた無いので気合と根性とテコの原理で突破します。ロックナットの角はちょっとナメる。べ…別に、性能に影響ないし!と言い訳しながら
開けて
シャフトを抜きます。
ガタが出てればここで玉当たり調整が必要ですが、問題ないので今回はパス。
ペダルカップ側にデュラグリスをドボッと
これくらいかな?からあと2絞りくらいいっていいと思います。
シャフトを戻してナットを締め込んでいくと…
ムニュリ…
ヌタリ…
溢れた暗黒物質がシールを貫通して出てくるので、ウエスで拭き取りましょう。
デュラグリスの黄緑色になるまでやるのが理想ですが、切りがないので適当なところで諦めました。
それとこの暗黒物質の排出に伴ってゴムシール?のちぎれた輪っかが飛び出てきましたが、知らんぷりして千枚通しで押し込み直しておきます。何も見なかった。いいね。
まるでデカめな青虫の臓腑。
幼い頃、園庭の隅で石積み作った小さな祭壇を思い出す。命の軽さはあそこで学んだ。
グリスアップ後
さあ結果は?渋いですね。これでいい。
しばらく使えばもう少し回るようになります。
あとがき
なれてしまえば10分そこらで作業完了。こうしてメンテさえ続けていれば10年単位で使い続けられる素晴らしい耐久性もSPDの魅力の一つ。
次はまた数年後かな。
>> n年後の自分へ
ナットの角なめてごめん。まあ売らんし問題ないよな。シールは大丈夫やった?
忘備録代わりに。
おしまい
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