APIDURAの「レーシング」シリーズのフレームバッグ。
かつてクロモリオーダーロードのExtarProtonに乗り始めた頃に導入するも、幅が広すぎて使うのを諦めたフレームバッグ。閉鎖されてしまった某レビューサイトに投稿していたのを元にリアレンジして再投稿しておく。
ストラップはトップチューブに3本とダウンチューブに2本の計5本で固定
重量は実測145gでぴったりカタログ通り
手持ちのフレームバッグとの比較
右-モンベルトライアングルバッグS / 下-APIDURA FRAMEPACK 3L
トップチューブに巻くストラップはバッグに空いた穴に通してあるだけですべて取り外しが可能。またトップチューブ側前方には取付用の穴が2つ並んでいてフレームに合わせて適当な位置にストラップをかけられる。
前端ヘッドチューブ側にはバッテリー用のコードホールが
ちょっと怪獣っぽい
止水ジッパー
荷室は右側が横幅を目一杯使ったメイン、左側が内部の隔壁から張り出したサブポケットという構造。
従来型だと開くのは良くても閉じるときにシートポスト側から前に引っ張るのが難しい場面も多かったが、取り付け場所が前方になったっことでチャックの開閉が簡単になった。
全体的に頑丈で縫合も丁寧。クオリティが高く文句なし…と思ったものの、大きな落とし穴があった。
トップチューブの上から見た図。トップチューブからガッツリはみ出している。
前述の三種で太さを比較してみるとこんな感じ。レーシングモデルは幅60mm、他2つはおよそ40mm程なので、約1.5倍。
また材質の違いもあって、従来のアピデュラフレームパックは生地が柔らかく、ある程度フレームに沿ってしなる柔軟性があったけど、このレーシングモデルはモンベルのトライアングルバッグのように外周が硬いプラ板のようなもので固められているので、これ以上絞ることもできない。モンベルのプラ板は取り外しができるけど、こちらは防水加工のため生地に圧着してある。
それでも位置が前方なのでペダリングには問題ないかなと思ったけど、実際に乗ってみると発進時のちょっとした立ち漕ぎでも硬い天面の縁ががっつり膝に当たってしまいものすごいストレス。さらに通常のペダリングでも膝が後端にあたります。これならまだノーマルのフレームパックの使う方がだいぶマシだ…
結局家を出て数分で引き返し、使用を断念してしまった。
スローピングフレームのDEFYに取り付けてみるとフィット感は抜群。ただシッティングであれば問題なく使用できるもののやはりダンシング時には膝とかなり厚く当たる。DEFYはもともとトップチューブが太くノーマル版でも多少膝と当たることはあっても生地が柔らかいので別段気にせず使えていたけど、こちらはちょっと無理そう。
さらに角度のきついMTBではこんな感じ。今度はトップチューブとダウンチューブの間の角度が急すぎて前に寄せることができずボトルと干渉してしまう。
幅が1.5倍になっていてこれまで以上に脚と干渉しやすく、材質が硬いため少し触れるだけで無視できないストレスが生じる。バッグの品質も取り付け位置も理想的だったので余計に残念だけど、自分の環境では使い道がないため一度も実戦投入されることなく友人の手にわたっていった。
そしてこの後に脚と干渉しないフレームバッグをさがしてたどり着いたのが、今でも絶賛稼働中のWanderlustのセミオーダーフレームバッグ、Bladeだったっというわけ。
おしまい
かつてクロモリオーダーロードのExtarProtonに乗り始めた頃に導入するも、幅が広すぎて使うのを諦めたフレームバッグ。閉鎖されてしまった某レビューサイトに投稿していたのを元にリアレンジして再投稿しておく。
スペック
ストラップはトップチューブに3本とダウンチューブに2本の計5本で固定
重量は実測145gでぴったりカタログ通り
手持ちのフレームバッグとの比較
右-モンベルトライアングルバッグS / 下-APIDURA FRAMEPACK 3L
トップチューブに巻くストラップはバッグに空いた穴に通してあるだけですべて取り外しが可能。またトップチューブ側前方には取付用の穴が2つ並んでいてフレームに合わせて適当な位置にストラップをかけられる。
前端ヘッドチューブ側にはバッテリー用のコードホールが
ちょっと怪獣っぽい
止水ジッパー
荷室は右側が横幅を目一杯使ったメイン、左側が内部の隔壁から張り出したサブポケットという構造。
従来型だと開くのは良くても閉じるときにシートポスト側から前に引っ張るのが難しい場面も多かったが、取り付け場所が前方になったっことでチャックの開閉が簡単になった。
全体的に頑丈で縫合も丁寧。クオリティが高く文句なし…と思ったものの、大きな落とし穴があった。
横幅が太い
仕様表にも書いてあるので確認しなかった自分のミスなんだけど、横幅が太い!トップチューブの上から見た図。トップチューブからガッツリはみ出している。
前述の三種で太さを比較してみるとこんな感じ。レーシングモデルは幅60mm、他2つはおよそ40mm程なので、約1.5倍。
また材質の違いもあって、従来のアピデュラフレームパックは生地が柔らかく、ある程度フレームに沿ってしなる柔軟性があったけど、このレーシングモデルはモンベルのトライアングルバッグのように外周が硬いプラ板のようなもので固められているので、これ以上絞ることもできない。モンベルのプラ板は取り外しができるけど、こちらは防水加工のため生地に圧着してある。
それでも位置が前方なのでペダリングには問題ないかなと思ったけど、実際に乗ってみると発進時のちょっとした立ち漕ぎでも硬い天面の縁ががっつり膝に当たってしまいものすごいストレス。さらに通常のペダリングでも膝が後端にあたります。これならまだノーマルのフレームパックの使う方がだいぶマシだ…
結局家を出て数分で引き返し、使用を断念してしまった。
スローピングフレームでの使用
スローピングフレームのDEFYに取り付けてみるとフィット感は抜群。ただシッティングであれば問題なく使用できるもののやはりダンシング時には膝とかなり厚く当たる。DEFYはもともとトップチューブが太くノーマル版でも多少膝と当たることはあっても生地が柔らかいので別段気にせず使えていたけど、こちらはちょっと無理そう。
さらに角度のきついMTBではこんな感じ。今度はトップチューブとダウンチューブの間の角度が急すぎて前に寄せることができずボトルと干渉してしまう。
あとがき
横幅などは仕様表に明記してありますので、この結果は事前に確認しなかった自分のミス。幅が1.5倍になっていてこれまで以上に脚と干渉しやすく、材質が硬いため少し触れるだけで無視できないストレスが生じる。バッグの品質も取り付け位置も理想的だったので余計に残念だけど、自分の環境では使い道がないため一度も実戦投入されることなく友人の手にわたっていった。
そしてこの後に脚と干渉しないフレームバッグをさがしてたどり着いたのが、今でも絶賛稼働中のWanderlustのセミオーダーフレームバッグ、Bladeだったっというわけ。
【フレームバッグ】WANDERLUSTのカスタムオーダーがいいぞ!というお話
おしまい
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