【メンテ】ラピッドファイアのシフター修理失敗の記録

メンテナンス

やってきました雑メンテのお時間です。

先日記事にしたChris KingのBBをぶっ壊した雪道での転倒で、同じく故障しかけているシフター修理失敗のお話。

SHIMANO XT SL-M780-L シフターの修理

今回調子が悪くなったパーツがこれ。

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Shimano XTのフロントシフターです。

一応10速対応コンポだけど、ぶっちゃけフロントシフターなんて9速だろうが10速だろうが互換性なんてあってないようなもので全く問題なく使える。

 

症状

今回の症状は

リリースレバー(黒い方)のトリガーを引いても20回に1回くらいセンターからローへ落ちない

というもの。



何回かチャレンジして撮った。

アウターからセンターへは一度も症状が出ることはなく、センターからローの場合でのみまれに変速をミスる、というなんとも再現性の低い症状です。

ラチェットの爪が折れたか…?とも思いましたが、それにしては再現性が低すぎる。転倒によるものだとしてもシフターを直接打ち付けたわけではなく、グリップから伝播した衝撃が原因なので、内部の歯車かなにかの位置がずれたんじゃないかとあたりを付けました。

 

分解

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てなわけで、分解していきます。裏側から4箇所のネジを精密ドライバーで外す。

上に見えるダイアルはトリプルとダブルを変更するコンバーターです。

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外しました。

賢しらに写真撮ってやってますが、機械的な構造に詳しいわけでもなんでもなく、ここまで剥いたとてどこがどう動いて変速しているのか詳しいところはわかりません。

この状態でしばらくカチカチやってみたけど厄介なことに普通に変速できてしまう。再現性の低いメカトラはこれが困る。壊れるならいっそちゃんとぶっ壊れてくれたほうが打つべき手段を見つけやすいのに。



しばらくガチャガチャやってみたけど快調に動作してしまい、仕方ないからパーツクリーナーだけぶっかけてもとに戻そうかと思っていると、ふとした拍子にリリースレバーの感触が悪くなった。リリースしてるのにインジケーターも動かない!

ピタッと手を止めて、同じ向きから、同じように力を加えてもう一回。やっぱり動かない。見つけたこれだ!!

 

原因

てことで原因が判明。

どうやらセンターからローへの変速時にリリースレバーに下方向にある一定の力を加えながらトリガー操作をするとうまくラチェットが外れなくなるようです。



おそらくここのガタ付きというか、遊びができてしまっているのが原因のよう。

じゃあこれを固定しているところを締め直せばオッケー…のハズが

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どうやらここのナットを回して締める必要があるみたい。あかん、小さすぎる。

工具箱をひっくり返してみたけど、手持ちの最小サイズのスパナ(5.5)でもまだ大き過ぎる。モンキーレンチもこの小ささには太刀打ちできず、せっかく原因まで判明したのに工具が無いのでここでお手上げとなりました。

ただ症状の再現条件はわかったので、意識して水平方向にシフトすればまだまだ使えることがわかっただけでも大きな収穫。

いずれ小さめのスパナを買うときが来たらそのときに修理するとして、それまではもうちょっとだましだまし使ってみよう。

おしまい

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