DEANIMA / デアニマ UNBLENDED (2018)
【20台目】EXTAR PROTONのオーナー モリビト@moribito666氏。前回の記事の最後で、すでにとんでもない一台をオーダー済みと書きましたが、その一台が早くも納車された様子。
はやく誰かが俺の自転車を綺麗に撮れ()
— モリビト (@moribito666)
2018年12月24日
呼ばれた気がして早速拝見してきました。本当にとんでもなかった。
DEANIMA – ハンドメイドカスタムカーボンフレーム

http://www.kinopio.com/products/DEANIMA.html(日本)
イタリアのビルダーとして有名なペゴレッティという兄弟がいます。
フレームビルダーとしてもデザイナーとしても秀でた
(※ 一部修正 ただしくは↓ということだそうです)
写真ありがちお!ひとつ訂正なのだけど、DEANIMAは弟ジャンニの独立ブランドです。ジャンニはドラッグ中毒者の更正施設で講師を勤めていたことがあり、その時の若者たちと立ち上げたのがDEANIMAです。兄ダリオとは半ば喧嘩別れだったと又聞きしてます。
— モリビト (@moribito666) December 29, 2018
設立からわずか数年ということもあって日本にはまだ試乗車が数台ある程度で、もしかしたら個人所有車はこれが初かもしれない。それくらいレアな一台です。
とにかくまずは見てください。
ペイントワーク




この白が一番実物に近いかな。
上品な陶器のような柔らかさがあります。
そしてこのDEANIMAロゴも凄い。7色やで7色。

ペイントオーダーは基本的に使う色が一色増えるだけで値段が跳ね上がります。1色ごとにマスキングし直して、調合して、塗料を詰め替えて、塗り分けて…という手間を考えれば納得ですが、それをロゴだけで7回やっちゃう手の込みよう。


フレーム形状

ホワイトで輪郭がわかりにくいですが実はかなりボリュームのあるスクエアシェイプ


柔らかな印象かとおもいきや、よく見ればかっちりとした面と角。このギャップもよき。




フレームを見た感じではかなりレーシーで硬めなバイクなんじゃないかと思ったのですが、モリビト氏曰く「クロモリ好きならこの良さがわかる」乗り味なんだそう。
このあたりは外野は指を加えて見てるほか無いので、ご本人からのインプレを待ちましょう。
メインコンポ : SHIMANO ULTEGRA R8050

ブラケットトップのスイッチボタンでGARMINを操作できる最新仕様ですが、そのままだとどうにもボタンが押しにくいということで一工夫。

ブレーキケーブル : NISSEN / 日泉ケーブル

NISSEN CABLE CO.,LTD(ニッセンケーブルカブシキガイシャ) ブレーキ用 ステンレス アウターケーブル 2m クリアーブルー NI304A クリアーブルー
posted with amazlet at 19.01.23
NISSEN CABLE CO.,LTD(ニッセンケーブルカブシキガイシャ)
売り上げランキング: 1,891
売り上げランキング: 1,891
シートポスト : THOMSON MASTEREPIECE 31.6mm

31.6mm径はクロモリに見慣れてるとかなり太く見える。
サドルバッグ : INSIDE LINE EQUIPMENT Seat Nag All Mountain

自転車用バッグも数種類あって、モリビト氏は敢えてMTB用のこちらをチョイスされたそう。
一枚上の写真でもわかるように、ロード用にはないシートポスト固定用のコードが付いていて安定感があります。
あとがき

ちなみに “DE ANIMA”というのはアリストテレスの『霊魂論』という著作の名前です。
その中で「魂」というものを定義してるんですが、その第一の働きが「栄養摂取能力」なんだそうです。
シンギュラリティやAIの自我が話題に上る昨今いろいろと考えさせられますが、そこに来てこの自転車のモデル名は UNBLENDED なんですよね。これってめちゃくちゃ面白くないですか?

本人からのインプレが楽しみだ(ノシ ‘ω’)ノシ ハヨハヨ → “モ録。”http://moribito666.blog.fc2.com/
追記 2021/12/31

おしまい
コメント