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ARAYA MuddyFox CXG

当図鑑7台目の登場となるアラヤ・マディフォックスシリーズ。最新コンポを身にまとった大先輩OBの一台です。

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【18台目】でも登場したこの “CXG” は、Muddy Fox CXのはじめからドロップハンドルを装備したCX/グラベルロードとしてラインナップされたモデル。現役を退かれてウン十年、未だに山を駆け巡られている先輩の一台とあって、話題のパーツがてんこ盛りです。

コンポ : SHIMANO GRXシリーズ

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この自転車の目玉はなんと言ってもここでしょう。シマノが今年発売した初のグラベル専用コンポーネント、GRX!!
いいぞいいぞと噂は耳にしていましたが、実物を見るのは初めて。実際に触って乗らせていただけたので軽くインプレも交えて紹介します。

STI : GRX ST-RX600

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これが一番衝撃的だった。機械式の油圧STIレバーです。私は自分のDEFY ADV PRO 2でデュラエースのST-R9120を使用していますが(CBNにもレビューしました)、特にブラケットからもったときの感触が全く異なります。
具体的にはブレーキレバーのGRXロゴが書かれた前面がかなり極端なフラット形状になっていて指が掛かかるので、実際にブレーキングしてみるとめちゃくちゃ握りやすいです。これはもう明らかに違う。

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ブラケットの太さ自体はそれほど大きな変化はないと思うのですが、レバーひとつでここまで変わるのか…
油圧STIに関しては個人的にDi2化するのが一番恩恵が大きいと感じていて、今回のGRXも電動のST-R815しか気にしていなかったので、機械式は盲点でした。

クランク : GRX FC-RX600 (46-30T) / FD-RX810

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クランクは46-30Tのダブルの構成。チェーンラインがロード用と比べて2.5mm外側へ出して42mmまでのタイヤクリアランスを確保しています。そのためクランクもGRXじゃないとラインが合わないとのこと。Qファクターは151mm。ちなみにデュラエースが146mmでXTRが168mmです。

リアディレイラー : RD-RX810

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GRXにはキャパシティごとに2種類のRDがあって、こちらは34T対応のモデル。砂利の上りでガシガシ漕いでも問題なくシフティング出来る、このあたりはいつものシマノ。素晴らしい。

 

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フォーク

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フォークはカーボン。残念ながら2018年モデル以降はクロモリフォークにコストダウンされてしまっていますが、ヘッドチューブはテーパードなので換装は容易です。私も自分のマディフォックス”MFB”をカーボンフォーク化しようかと悩み続けているんですが、鉄の見た目と安心感とでなかなか踏ん切りが付きません。

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これも気になってたやーつ!! フルクラム・レーシング5のディスクブレーキモデル。値段の割に軽くて(1610g)、チューブレスレディ対応・TA/QR両対応・センターロック(厳密にはAFS)というスキのなさ。デザインだけが好みの分かれるところだけど、デカールなので剥がしてしまえばどうとでもなる。オフロード用のホイールなんて所詮消耗品なので、汎用性高くてガンガン使い潰せる(=潰れることを怖がらずに使える)ホイールこそ正義(諸派アリ) 

タイヤ : IRC BOKEN TLR 36c

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これも気に(ry
IRCから発売されたグラベル用タイヤ。この日は他にも数名使用者がいて人気の高さが伺えました。
オンロード重視のヤスリ目センターと高めのサイドというメリハリの効いたパターン。おにゅう峠の頂上付近(福井側)程度のダートなら上りも下りもしっかりグリップしていました。もっとガレたとこで試したい。

エンドキャップ : 清酒 鳳鳴

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すっごくおしゃれなエンドキャップは兵庫篠山の老舗酒造メーカー鳳鳴(ホウメイ)酒造の一品。 これ、一部界隈では知られたTipsだそうですが、一升瓶のキャップは一般的なハンドルバーの径とぴったり合うそうです。一気に大人のお洒落感が出る素敵ワンポイント。

 

あとがき

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マディフォックスは日本最初のMTBとして有名ですが、実はこのCXシリーズの歴史も相当に長く初出は1988年にまで遡ります

Araya archive 1990 pdf

1990年にはすでにドロップハンドルでラインナップ
曰く『クロスカントリーレーサーとMTBの走りを融合』 これってつまりそのまんま今のグラベルロードと同じコンセプトですよね。 

 

パーツ単位ではどんどん新しくなっていきますが、芯の部分はみな同じ。野を越え山越えより遠くへ、というサイクリストが求める自転車の形は、たぶんこの先も大きくは変わらないような気がします。

 

おしまい