出発まで
出発前日、明日から待ちに待った3連休。これは詳細を省くが仕事終わりにJARIを買って帰った。急な出撃許可が下りたため、妻と娘が寝しずまった21時過ぎから全速力で出撃準備。
装備は去年の東北ツーリングがベース。自転車の各部を最低限チェックして必要なケージ類を取り付けます。ポジションなんて合わしてる時間は全くなし。走り出してからなんとかしよの精神で。というかそもそも行くとこ決めてへんやんけ。あかん眠いzzz…
<翌朝>
もうええわ。富士いこ。FUJIやし。
始発(は寝坊したので普通に)輪行
てことで東へ。ぱっと見富士山に一番近そうな名前してた富士見駅まで輪行。今思えばこのあたりが輪行しててもギリギリ叩かれない最後の連休だった気がする。
車窓に富士山が見えてきた頃、妻から衝撃のLINEが。見知らぬご近所さんの過労による突然死だったそう。南無。
富士見駅についてさっさと輪行解除。サドル高はここで初めて調節したけど、その後も特に変更することもないまま今まで乗ってます。鈍感力の勝利。
出発
富士見駅からとりあえず近くの幹線道路を北へ。
のっけからドーン! 優勝!
今までも何度か来たことはあるけど雪を戴く富士山は初めて。空気も澄み渡る快晴、まさに阻むもののない最高のFUJI日和。昨日まで混沌たるお仕事で七転八倒してたギャップから、「ああ…あああああ…」等と不明瞭な呻声をあげながら忘我のうちに走り出すよりほかになかった。
この日の装備。基本的には昨年の東北ツーリングと同じ↓
JARIにはフォークダボがあるので、BLACKBURNのOUTPOST CARGO CAGEをそのまま取り付けています。5Lのドライバッグはテントとシュラフでギッチギチ。
初手:タイヤバースト
ひとしきり感動したら我に返ってコース設計。ひとまず今日の目標を箱根に定め、富士山を時計回りにぐるっと一周することにします。ほないくd…ッバァアアアアアン!!!!
https://twitter.com/wartori621/status/1240840942183010304?ref_src=twsrc%5Etfw
納車時にチューブレス化してもらっていたグラベルキング。爆音とともに一気にタイヤが外れシーラントが飛び散り、走行中突然だったので数メートル進むうちにリムが削れてガリガリに。
最初はタイヤが裂けたのかと思ったけど、裂傷は無し。とりあえず復帰はできそうだけど、何がなんだかわからんぜ… と思っていたら
私もjari乗りですが、同じ事象発生しました。
— ずみ (@KazuminPlus) March 21, 2020
wtbのリムとの相性が悪いのではないかと考えています。
ちなみに3回やらかしてまして、そのうち1度は停車中にバーストしてました。
空気圧は3.5でした。
今はチューブドにして、新しいホイールを物色中です。
「稀によくある」やつだった模様👼
色々考えたけどチューブレス復帰は無理だったので開始10kmで屈辱のチューブド運用。くそが。
実際タイヤ裂けてたらここでリタイアで多分そのまま暗黒面に堕ちてた。
青木ヶ原樹海へ
気を取り直して再出発
裾野を緩やかに登る。陰惨な京都のクソ峠共(I love them, though)とは違ってどれだけ標高が上がっても空は広いまま。日本には数少ない巨大な独立峰の迫力を感じながらゆっくりと高度を上げていきます。
バースト事件のせいでかなり時間をロスしているので、時間はすでにお昼過ぎだけど相変わらず春霞もない完璧な天気。ここまで解像度高い富士は初めて見た。
1126m、今日の最高地点。たぶん。これからどこ行こ。 pic.twitter.com/wv3MDbzp1g
— やくも (@wartori621)
2020年3月20日
本栖湖を眺める富士宮鳴沢線の展望台より。
全然意識してなかったけど標識を見てこのあたりがいわゆる「樹海」であることを初めて知りました。言われてみれば森の斜陽に圧を感じなくもないような。
樹海にもグラベルはあるんだよな…(ゴクリ pic.twitter.com/fttkk1717q
— やくも (@wartori621)
2020年3月20日
5年ぶりの山中湖
このあたりは5年前の秋ツーリングで走ったコースなのでなんとなく見覚えがあります。当時はパニアバッグの重装備。今でも長旅ならこれがベストだと思う。
日が暮れそう。ここまで調子よく走ってきたおかげでいい感じに温まっていたけど、
MA☆JI☆ KA
流石に氷点下を想定した防寒具は持ってきてないのでさっさと下ります。 閑散とした別荘街で管理人に遭遇。
御殿場〜箱根
山中湖から600mほど下った先は初めてくる御殿場。自分の中で御殿場といえばゴジラシリーズで度々登場する富士を背景にした自衛隊基地のイメージ。こんなところにあったのね。徳によるところもないので腹ごしらえだけしてそのまま箱根へ登り返すことに。
誰もいない。 何も見えない。
???「琵琶湖はてめえの心のなかにあるんだよ」
— モリビト (@moribito666)
2020年3月20日
嫌な…事件だったね…(また逝きたい)
途中、キャノボでもおなじみの箱根峠で記念撮影。
熱海への絶景ハードナイトダウンヒル
ここまでのんびり走りながら、考えてたのは明日の行き先。ぼんやりこのまま伊豆半島でも回ってみるかなーって考えてたけど、青看板に現れた「熱海」の文字を見たとき悪魔的な閃きが。
ということで夜景煌めく伊豆スカイラインから熱海の海まで下ります。
12~15%の鬼斜度が10km近く続く超絶ハードなダウンヒル。絶対逆は走りたくない。
テクトロの機械式キャリパーのポテンシャルを最大限発揮(
大好きな野宿場所探し。埠頭の先っぽにちょうどいい広場を見つけました。
温泉街の夜景を眺めながらさあ晩ごは…ん?
箱根から絶頂ナイトダウンヒル決めて熱海。最高の野宿場所も見つかって、さあカップラーメン食おうと思ったら、ガス管もクッカーもあるのにバーナーがない😇
— やくも (@wartori621)
2020年3月20日
くそが
ロールケーキだけたべて空腹のまま就寝。(翌朝コンビニでお湯もらって2つとも食べた)
(後日帰宅後)
\オカエリ// https://t.co/FeAcpUJHkn pic.twitter.com/aUtjXvvvjx
— やくも (@wartori621)
2020年3月22日
二日目の記録はこちらで↑
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