AfterShokz AEROPEX 導入
この度4年使った骨伝導イヤホンが寿命を迎えて往生したので、思い切っていいヤツを新調しました。
AFTERSHOKZ 、骨伝導イヤホンとしてはかなりメジャーなメーカーで、製品としても6世代目になるそうです。
購入したのは昨年発売されたばかりのハイエンド機種、AEROPEX。数年前までヘッドホン沼に浸かっていた身としては、足を洗ったとは言え妥協は許されなかった。妻にも許されなかった。
同じくAfterShokzの廉価版、Titanium。フレームがポッキリ折れてしまった。
1.SONY SBH82D と迷ったけれど
主な用途がロードバイクでの通勤なので、耳をふさがないのが大原則。別に骨伝導にこだわったわけではなく、最初はSONYの最新型オープンイヤー SBH82Dも気になっててヨドバシカメラに試聴に行ったりしました。
が、空洞状とは言え耳の穴にただのゴム片突っ込んで固定する方式がどうにも気持ち悪い。本体が首掛け式なのも収まりが悪く、結局音質云々以前のところで候補から外れてしまいました。(一応試聴はしたけど、取り立てて音がいいとも思わなかったので…)
2. 装着感 ヘルメット被っても大丈夫
実際に付けてみるとこんな感じ。
パッと見でも耳を塞いでないのが傍目にわかるから自転車でも安心。フレームの復元力だけでしっかりとホールドしてくれているので、飛んでも跳ねてもずれません。重量わずか26gしかないからめっちゃ軽い。
ヘルメット&アイウェアと併用した状態がこちら。ストラップの上を通しても装着できるけど、下通したほうが適度に圧がかかって音が聞き取りやすい。これでも全くずれない。
先代のTitanumは発音体が大きかったのでストラップと干渉してずれたりしていたけど、後ろを振り返っても空を見上げてもうつむいてもポジションは変わらずストレスフリー。
3. 乗車時の装着・操作感
Titaniumと比べて一番に感じるのは、風切り音がめっちゃ少ない。まったくないとは言わないけど、向かい風でも普通に「音楽が聴ける」レベル。Titaniumは風切りノイズがでかくて向かい風だと「音が聞こえる」程度だったので素晴らしい進歩。操作に使うのはTitaniumと同じく右フレームにボリュームが2つ、左の発音体に機能ボタン1つ。機能ボタンのクリック感が上がってるのが地味にありがたい。確実にミスなく押せる。Titaniumでは押せているかどうかが分からずダブルクリックでの曲送りがかなりストレスだった。
一回しか使ったことないけど、マイクも内蔵されてるので電話やLINEの通話も可能。走りながらでもちゃんと会話成立してたから、ある程度のノイズキャンセルは効いているはず。
4. 音質
イメージをざっくり言えば「めっちゃいい音で鳴ってるBGM」。元ヘッドホンオタク的な観点でも、静かな場所ならちゃんと音楽が聴けるレベルの音質です。カナル型イヤホンとはそもそも構造から違うので、音質評価はむしろスピーカーの規準で考えるのが妥当な気がする。
面白いのはチューニングの潔さで、高音から普通の低音まではクリアにバランス良く出してるんだけど、重低音だけは完全にカットしてる。「控えめ」とかじゃなくて、ほぼ「無」。
例えばBeyonceのDeja vuとか聴いたらめっちゃ分かりやすい。
0:13〜のベースの倍音、静かな部屋で聞いてもほとんど鳴らしてない。屋外でのアクティビティ中では鳴らしたって絶対聴こえないこの最重低音を潔く完全に捨てることで小型化と異常にクリアな音質を手に入れたんだと思います。こういう用途に特化した割り切りっぷり大好き。家ならもっと良いヘッドホンかスピーカーで聴くからね。
まとめ
Titanium比で価格は倍。高いけど価値はあると思います。防水性も高いそうなので、あとはフレームがどこまで持つかかな。無味乾燥な通勤を精々彩ってもらいたい。
おしまい
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