思い出してしまったついでにまとめておく。秋の小豆島で空と海の青という青を堪能した秋の旅の記録。


 

小豆島へ渡るフェリーは午前1時に神戸発。金曜日の仕事から帰って爆速で出発準備。無論この日一日の仕事など何も手にはついていない。

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#fuckrinko をカマして三宮駅へ。夜の出発はどうしてこうも心躍るのか。

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夜の港に満ちている排気ガスの香りと静かな轟音。何回味わっても飽きない。

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うちのエクターは夜の波止場にも似合うんスよ。実質ワンデイライドなので荷物は最低限。

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休日前ということもあってか、2等客室のソーシャル…というかプライベートディスタンス争いに破れたものはラウンジや廊下にゴザを敷くという、さながら難民船の様相を呈している。フェリーにはそれなりに乗ってるけど、ここまで混む船は初めてだ。

こういうときは大胆にいかねば翌日のライドに障る。グイグイっと体を伸ばしてパーソナルスペースを拡張し、早々におや( ˘ω˘)スヤァ… 

起き抜けに売店でうどんをすすり(そういえば香川県だった)、眠い目を擦って展望デッキに出ると朝日に照らされた目的地が見えた。

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瀬戸内に浮かぶのんびりした小島かと思いきやなかなかどうして強面だ。ワクワクしてきた。

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坂手港からまずは西へ。直後いきなり濃厚な醤油の匂いに包まれ脚が止まる。
醤油蔵の並ぶ古い町並みからふと顔を上げると、これから向かう寒霞渓の岸壁が町を見下ろしている。

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いつか住みたい山を見上げる海辺の街

 

いつものことながらルートは未定…だったのだけれども、 

天啓を得た()ので寒霞渓スカイラインを西から攻める。

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スタートからいきなりキツイけど、ちょっと登って振り向いたらこの景色。この蒼天下では多少の斜度などおそるるに足らずどこまでも進み続けr

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あ、嘘、無理。これは無理。

ここから先の上りは一枚も写真がない。とにかくきつかった。ただ脚の調子は悪くなかったので鬼斜度に悪態つきながらもぐんぐん標高を上げていく。朝早いこともあり車通りが少ないのが嬉しい。

お猿の国あたりまでも大概きつかったのにそこからさらに壁のような坂道が続く。と、突如リアディレイラーから異音が。ここまで全く問題なく走ってきたのに、一番軽い28tに入れても強制的に1段ギアを上げてくる。エクターよ、お前まで俺を殺すのか。
ちなみにeTapを使い始めて9000kmほどになるけど、変速でのトラブルは後にも先にもこの1回だけ。よりによってなぜここで。

無常のe(mpty)Tapを繰り返しながら、脚プルップルの息も絶え絶え四方指展望台に到着!!

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Grazie...

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数時間前に船から眺めた岸壁が目の前に。
遠くに見上げた山頂から見下ろす海はすぐそこのようで、確かなことは震える脚だけが知っている。

ロープウェイ乗り場のあたりは観光客が増えてきてたのでさっさと退散。
位置エネルギーの保存が利かないのが孤島ライドのさだめなれば、せめて海までのんびりくだるかと軽い気持ちでr246をゆく。次の瞬間、目の前に広大な青い壁が現れた。

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オリーブと海と空と。正に碧。

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福田港の赤い乗船ゲートが青海をバックに一際目立つ。
香川県道246号線、海を眺めて下る道の2019年度文句なしのベストです。(ちなみに今年の暫定トップは伊豆大島の御神火スカイライン)

 

福田港へ降りる前に少し逸れて吉田ダムへ。

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青海を目前にしてせき止められた泥水の気持ちやいかに

この吉田ダム、香川県最大の堤高を誇るそう。

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花崗岩が顕になったダイナミックな地形に埋め込まれた巨大な人工物。ダム好きにはたまらんでこれは。

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昼前には海抜0mへとカムバック。

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さっき上から見えてたゲート。これから一周してまたここに帰ってくる。

寒霞渓で出し切った頑張ったので、ここからは海辺をのんびりポタリング。

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途中の集落より。すぐそこに峻厳。

途中、良さげなジェラート屋さんがあったのでピットイン。

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いただいたのは醤油クランブルと酒粕のダブル。絶品。この組み合わせがまた最高。

 

朝晴れてても昼過ぎあたりから雲行きが怪しくなるのがお決まりのパターンみたいなとこあるけど、この日ばかりは様子がおかしい。いつまで経っても雲ひとつ出てこない

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目に映る景色の全てが彩度マックス。晴れ酔いしそうだ。

 

神浦の灯台近くを走っていたとき、突如10mほど前方をドデカいイノシシが横切っていった。 

どこぞの和歌山と違って特に敵意は感じなかったけど、なかなかのサイズだったのでちょっと立ち止まって様子を伺う。他にもまだ数匹いるようで、路肩の茂みがガサガサ揺れている。と、その時。

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やあ
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あれま
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         \ピョン/

こちらに向かってさえ来なければイノシシだってかわいいもんだ。向かってさえ来なければ。

 

 

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飽きるほど青い海をこれでもかと堪能しながら島の外周を行く。

 

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在るべき姿に還るのさ

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或いは空から女の子が…?

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途中、エンジェルロードなる砂州の名所が。日没間近の見栄えるシチュエーションだったので「恋人の聖地」なる二つ名さえなければ立ち寄ったかもしれないが、妻をほっぽって一人走る身としては夕陽が業火になりかねないので遠目からシャッターを切るだけに納めた。

 

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ぐるっと一周して福田港、発姫路行きの最終便に間に合った。

結局この日は朝から晩までずっと快晴。2019年の溜まった晴れ運を放出したのか、或いは今年の先取りだったのか、あまり考えないでおこう。

 

おしまい