前回新たなグラベルタイヤ、GRAVELKING EXTを導入したと書きましたが、実はその前に一つとんでもない大ハズレを引いていたので、その記録
Continental TERRA TRAIL 40c
問題のタイヤはこいつ。Continental TERRA TRAIL 40c。
ロードタイヤの定番GP4000s / 5000s で有名なコンチネンタルが昨年発表したグラベルタイヤです。
TRAILとSPEEDの2種類があって、私が購入したのはよりオフロード向けのTRAILモデル。当然チューブレスレディに対応です。
コンパウンドのBLACK CHILIは4000sシリーズと共通なので転がりも良さそうだし、パターンもそこそこバランスが良さそうだったので昨年末に購入していました。
BUBBLIN’ BUBBLIN’ BUBBLIN’ …
具体的に何がダメだったか、それはこの動画見てもらえば一目瞭然みんなに笑ってもらえたからよかったものの、一人でこんなのなってたらホイール投げてたぞ…
これ、なにが起こっているかというと、ホイールのサイド全周に渡って中の空気が漏れ出ています
酷い場所だとこんな感じ。シーラントが蟹の泡吹きみたいに無限に出てくる。こうしたデカい泡吹きだけでも10箇所以上あってもうお手上げ。
使ったシーラントはSTANS NOTUBESのいつものやつ。
最初は40ml位入れて、あとから20mlくらい足したから量的には十分なはず。
もうちょっと粒子が大きな閉塞性能の高いシーラントなら結果は変わったかもしれないけど、さすがにここまで酷いとシーラント変えてまで使おうという気は起きないかな…
片方だけならまだしも、まさかの前後両輪からジワジワ滲み出てきてもう笑うしか無い。
しばらく放っておいたらそのうち止まるかな?と思っていたけど、朝晩空気を継ぎ足し続けて3日待っても変わらず漏れてたので匙投げてそのまま出走するハメに。
一応ビードは両方ともすんなり上がったし、リムとの隙間からの大きな漏れもないからこれでも走れないことは無いけど、だいたい1時間で1気圧くらい抜けていく。集合場所で3.5barくらいまでいれてアプローチの花脊峠を登り、グラベルに入る頃には2.3気圧。ぴったりやんけ!!()
せめてもの抵抗で特に漏れのひどい場所に養生テープ貼ってみたけど、見た目が壊滅的にダサくなっただけで特に効果はなかった。
色々と調べてみると、海外のバイクフォーラムで似たような報告が
https://www.ridinggravel.com/forum/?p=post%2Fdisappointed-with-continental-terra-speedtrail-10647570
これはサイドじゃなくてトレッド部からの漏出。
こんなところからも漏れるってことはケーシングの厚さというよりも、コンパウンドの密度が足りてなくてスッカスカなのか…?でも重量は実測で460g前後あるし、軽量を売りにするようなタイヤでもないのでなんだかなぁという感じ。
当然問題なく使えているというレビューもあるので、ハズレロットを引いてしまったのかもしれません。ちくしょー。
そもそもこのタイヤ、手に入れたのは一年ほど前で、購入直後はマディフォックスに装着していました。
MUDDY FOX x Fuxxxn’ Frogs
が、当時は出発前に急いで取り付け、直後に出かけたライドでいきなりのパンク。紆余曲折あってホイールが川に流される憂き目に会い(ついでにリムも凹んだ)、帰宅後すぐ別ホイールに付け替えたのでその後は倉庫で保管していました。とはいえ洗って折りたたんで日陰の物置に置いていたのでそれほどダメージがあるとは思えないしなぁ。
結局走行距離は300kmにも満たないままお役御免となってしまいました。
あとがき
チューブレスレディって、タイヤ・リム・リムテープ・シーラント、そのうちどれか一つでもハズレを引くと途端に成り立たなくなるかなり冗長性の低い脆弱なシステムなんですよね。チューブドのほうが手がかからないし雑に付き合えるんだけど、京都みたいにガレた林道ではリム打ちパンクのリスクが跳ね上がるので今更手放せなくて、どうにも難しいところです。
おしまい
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