【レビュー】Shokz OpenRun Pro 2 | ながら聴きの最適解- Bose Ultra Openとの比較など

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レビュー

購入から1年以上愛用しているShokzのOpenRun Pro 2。これまで使ってきた前作やBOSE Ultra Open Earbudsとの比較も交えてレビューしておく。

先に結論から書いておくと…

・前作OpenRun Proの不満点(振動・音質)がデュアルドライバーでほぼ解消
・Bose Ultra Open Earbudsには音質で劣るが、着脱の楽さとながら聴きの快適さで上回る
・自転車通勤+家事BGM用途で1年間不満なし。USB-C化も地味に大きい
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購入動機

骨伝導イヤホンとの付き合いは、もうかれこれ長い。

Shokzの前進AftershokzのAeropexが当時としてはとにかく良くて、ながら聴きではどうせ聞こえない低音をバッサリ切り捨てることで骨伝導特有のビリつきを回避しつつ中高域のクリアさを確保するという潔さが気に入っていた。

で、その後継にあたる前作OpenRun Proがどうだったかというと、かなりイマイチだった。低音を出そうとした結果Aeropexの売りだった高音のクリアさがスポイルされてしまい購入後即売却。

じゃあいっそ骨伝導から離れてみるかと手を出したのがBose Ultra Open Earbudsで、こいつは音質面ではダントツだった。空気伝導のオープンイヤーだけあって解像度も低音の迫力も骨伝導とは比べ物にならない。

…のだけど、音の傾向がいわゆるBoseサウンドど真ん中で、低音モリモリ・中域こってりのあの味付けが自分にはどうにもくどかった。あと着脱がめんどくさい。イヤーカフ型は見た目はスマートだけど、ぱっと外して首にかけておくとか、そういう雑な扱いができない。ので、これも手放した。

【レビュー】BOSE Ultra Open Earbuds -骨伝導との比較など
4年以上愛用した骨伝導イヤホンAeropexがそろそろ寿命。最新機が出たと聞いて一度は購入ボタンを押したものの、直後後輩からお勧めしてもらったBoseのオープンイヤー型イヤホンがかなり良さそうだったので心機一転乗り換えてみる事にした。ざっく

そんなこんなで発売された新作OpenRun Pro 2は骨伝導+空気伝導のデュアルドライバーだとか、USB-C対応だとかで全面刷新っぽい雰囲気だったので懲りずに手を出してみた。

あれから約1年。結論から言うと、こいつはずっと使い続けている。不満がないから記事にするきっかけもなかったのだけど、逆に「1年間ほぼ毎日使って不満がない」というだけでも前作よりはかなりいい。

製品スペック

項目 OpenRun Pro 2
ドライバー DualPitch(骨伝導+空気伝導のデュアル構成)
Bluetooth 5.3
対応コーデック SBC
防塵防水 IP55
バッテリー 150mAh / 最大12時間再生
充電 USB-C(前作の磁気誘導端子から変更)
急速充電 5分の充電で約2.5時間再生
重量 30.3g
マルチポイント 対応(2台同時接続)
価格 27,880円(公式) / 実売24,000円前後
発売日 2024年9月5日

コーデックがSBCのみ、というのは骨伝導イヤホンのスペックシートを見慣れている人ならおなじみか。LDACやaptXに対応したところで、この手のイヤホンでその差を体感できるかというと正直怪しい。それよりBluetooth 5.3の接続安定性とバッテリー持ちに振ったほうが実用面では遥かに恩恵がある。

充電端子がUSB-Cになったのも地味に大きい。前作の磁気誘導端子は専用ケーブルが必要で、職場や出先で充電できなかったりといろいろ不便だった。スマホと同じケーブルで充電できるだけでQOLが変わる、だろう。おれみたいなiPhone 13以前のユーザーじゃなかったらな。

音質について

前作OpenRun Proとの比較

一番大きな違いは低音の処理方法。前作はシングルドライバーの骨伝導で低音も高音もまかなっていたから、低音を出そうとすると物理的に音が団子になってしまい、物理的にも本体がブルブルと振動するという明確な欠点があった。OpenRun Pro 2ではDualPitchと呼ばれるデュアルドライバー構成を採用して、中高域を骨伝導ドライバー、低域を空気伝導ドライバーが担当する形になったのだが、これがかなり効いている。低音がちゃんと「音」として聴こえる。

前作だと「振動としてなんとなく低い帯域がある」くらいの感触だったのが、Pro 2では低音のフレーズがちゃんと追える。かといってAeropexのように低音をカットしているわけではないので、ポッドキャストの男性の声もちゃんと厚みを持って聴こえるし、音楽でもベースラインがそれなりに見える。

Aeropexが「切り捨てることによるクリアさ」だったとすれば、Pro 2は「ちゃんと出した上でのクリアさ」に進化している。ここは素直に感心した。

Bose Ultra Open Earbudsとの比較

解像度や低音の深さ、ステレオ感といった単純な音質比較ならBose Ultra Openが圧倒的に上。空気伝導のオープンイヤーと骨伝導ハイブリッドでは、やっぱり構造的な土俵が違う。

ただ、Boseの音作りがあまりにもBose過ぎる。低音にやたら存在感を持たせてくる化学調味料マシマシな味付けで、とくに自分がよく聴くアコースティック系の音楽との相性が悪すぎた。

また自分の用途は通勤中のラジオやポッドキャスト、夜中に家事をしながらのテレビ鑑賞がメインなので「BGMとして心地よく鳴ってくれる」ほうが圧倒的に重要で、そうなるとOpenRun Pro 2のあっさりめの音のほうが合っているの。細かな描写力では甘いところもあるけど、ながら聴きという用途においては全く不満のないレベルで鳴ってくれるOpenRun Pro2をメインで使うようになり、BOSEは旅立っていった。

使い勝手について

着脱と日常の取り回し

ネックバンド型の一体構造は、片手でさっと外して首にかけておけるのがとにかく便利でつけ直すのも一瞬。個人的にたとえ音が鳴ってなくても耳にイヤホンかけたまま人と会話するのは失礼な気がするので、声をかけられたときに片手ですぐ外せるのはとてもありがたい。

Bose Ultra Openのイヤーカフ型は、外すのも着けるのもワンアクション余計にかかる。ケースにしまわないとなくしそうだし、首にかけておくということもできない。音質差を加味しても、毎日使うならPro 2のほうが圧倒的に楽という結論になった。

バッテリーと充電

公称12時間。自転車通勤(片道30分×往復)+夜の家事BGM(2〜3時間)という自分の使い方だと、だいたい3〜4日は充電なしでいける。前作の10時間から2時間伸びているし、USB-Cの急速充電で5分繋げば2.5時間使えるので、朝「あ、充電切れてる」となっても歯を磨いてる間に復活する。困ったことがない。

装着感

30.3gは骨伝導イヤホンとしてはやや重い部類だけど、体感ではAeropexとほぼ変わらない。前作よりクランプ力が16%低減されたらしく、長時間つけていてもこめかみの圧迫感はほとんどない。ヘルメットとの干渉もネックバンド型の宿命ではあるけど、自分が使っているロード用ヘルメットでは特に問題なし。

総評

音質 ★★★★☆(オープンイヤーとしては必要十分。絶対値ではBOSEには劣る。)
装着感 ★★★★☆(多少の違和感はあるが慣れれば何も気にならないレベル)
取り回し ★★★★★(ネックバンド型の圧倒的利便性)
バッテリー ★★★★★(困ったことがない)
コスパ ★★★★☆(妥当)

Aeropexの潔い割り切りも好きだったけど、Pro 2はそこに低音のちゃんとした再生能力を足して、充電をUSB-Cにして、バッテリーを伸ばして、振動を減らした。前作のOpenRun Proで感じた「なんか違う」が、ちゃんと解消されている。

買って1年、ほぼ毎日使い続けて特に不満がないので、この先もしばらく愛用し続けると思う。

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